【ファーム】藤平尚真は7回6奪三振無失点の好投も…… 若鷲があと一歩及ばず

パ・リーグ インサイト

2019.6.4(火) 17:08

東北楽天ゴールデンイーグルス・藤平尚真投手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・藤平尚真投手(C)パーソル パ・リーグTV

 6月4日、ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉で行われたイースタン・リーグ公式戦、楽天対横浜DeNAの9回戦は緊迫した投手戦になったが、1対2で楽天が接戦を落とした。

 楽天先発・藤平尚真投手は直球に威力があり、変化球もコントロールがさえた。立ち上がりから走者を出すが、2回表から3回表にかけて5者連続三振を奪うなど、要所を締める投球を披露。バッテリーを組む太田光選手は二盗を2度刺し、横浜DeNA打線に3塁を踏ませない。

 一方の楽天打線も横浜DeNA先発・阪口皓亮投手をなかなか攻略できず。6回裏には四球を選んだ1番・山﨑剛選手がイースタン最多の18個目の盗塁を成功させるなど、2死1,3塁としたが、得点にはつながらなかった。

 藤平投手は7回を投げ、被安打5、奪三振6の無失点と好投した。試合終盤も2番手・ハーマン投手、3番手・戸村健次投手がスコアボードに0を並べる。投手陣に報いたい楽天打線だったが、8回裏1死1,2塁、9回裏2死2塁のチャンスを生かせず。緊迫した投手戦は0対0で延長戦に突入する。

 延長10回は両チーム無得点。続く延長11回表、楽天は寺岡寛治投手が1死から安打と味方の守備の乱れで1,3塁のピンチを招くと、4番・細川成也選手に先制の適時打を打たれてしまう。さらに内野ゴロの間に2点目を追加され、横浜DeNAに2対0とリードされる。

 その裏、楽天打線は2死から島井寛仁選手が内野安打で出塁すると、続く太田選手がレフトの頭を越える当たり。これで一走の島井選手が一気に生還し、1点差に詰め寄ったが、最後は松本京志郎選手が空振り三振に倒れ試合終了。楽天はあと一歩及ばず、1対2で惜敗した。

  1234567891011 計
デ 000000000 022
楽 000000000 011

デ 阪口皓亮-櫻井周斗-進藤拓也-○平田真吾-S武藤祐太 
楽 藤平尚真-ハーマン-戸村健次-小野郁-●寺岡寛治  

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