延長戦に突入した試合は森友哉選手の犠牲フライで決着! 埼玉西武が白星発進

パ・リーグ インサイト

2019.5.17(金) 21:01

埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)パーソル パ・リーグTV
埼玉西武ライオンズ・森友哉選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月17日、京セラドーム大阪で行われたオリックス対埼玉西武の公式戦7回戦は7対5で埼玉西武が勝利し、カード初戦を白星で発進した。

 カード初戦となったこの試合、先制したのは埼玉西武。3回表、オリックス先発の山岡泰輔投手相手に、先頭の木村文紀選手が二塁打を放つと、続く金子侑司選手の進塁打や秋山翔吾選手の四球で1死1,3塁のチャンスを得る。すると外崎修汰選手がセンターへ犠飛を放ち、先制に成功した。

 援護をもらった埼玉西武先発・多和田真三郎投手は3回22球という快投を見せる。すると4回表、栗山巧選手の内野ゴロや木村文紀選手の2打席連続となる二塁打でさらに2点を追加し、スコアを3対0とした。

 ここまで完ぺきに抑えられているオリックス。4回裏の攻撃前にベンチ前で円陣が組まれ、オリックス・西村徳文監督が喝を食らわす。すると14試合連続安打中で打率もリーグ2位につける大城滉二選手の適時二塁打で1点を返すと、続く4番・吉田正尚選手選手が「打ったのはカーブ。甘く入ってきたボールを、しっかりと自分のスイングで打つことができました」と語る同点2ランを放ち、試合を振り出しに戻した。

 同点に追いつかれた直後の攻撃となった5回表、埼玉西武打線は2死から源田壮亮選手が安打で出塁すると、続く4番・山川穂高選手選手が勝ち越しの19号2ランを放ち、「打ったのはチェンジアップです。多和田の援護になるホームランが打ててよかったです」と語った。埼玉西武は5対3とまたもリードする展開とした。

 追いつきたいオリックスは7回裏、2死1塁で打席にはマレーロ選手。3球目の外角の球を振り抜くと打球はライトスタンドへ。マレーロ選手が値千金の同点2ランを放ち、オリックスは試合をまたも振り出しに戻す。

 そのまま両者得点はなく、試合は延長戦へ。埼玉西武打線はオリックスの4番手・小林慶祐投手を攻め1死3塁と勝ち越しのチャンスを得る。続く森友哉選手に待望の勝ち越し打となる犠飛が飛び出し、1点を勝ち越す。さらに次の打者である中村剛也選手にはソロホームランが飛び出し、埼玉西武が再び2点を勝ち越した。その裏はヒース投手が締め、ゲームセット。試合は埼玉西武が7対5で勝利した。

 両者とも先発投手が5失点と試合を作れなかった。多和田投手は降板後、「序盤はリズムよく、自分のピッチングができた。点のとられ方が悪い。点をとってもらったのに本当に申し訳ない。7回のマレーロの一発が悔やまれます」と語ると、一方の山岡投手も「調子自体は悪くなかったが、三者凡退のイニングも少なく、リズムの悪いピッチングになってしまった。打線が追いついてくれた後、なんとか粘りたかったが、勝ち越しホームランを許してしまい、申し訳ない」と反省しきりだった。

文・鈴木海斗

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