5月15日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の第8回戦は、5対4で埼玉西武が勝利した。外崎修汰選手が9回表の土壇場で決勝弾を放った。
試合は序盤から動きを見せる。2回表、埼玉西武の4番・山川穂高選手が福岡ソフトバンクの先発・大竹耕太郎投手から2試合連続の17号ソロを放ち先制する。
4回裏、福岡ソフトバンクが反撃に打って出た。4番・デスパイネ選手
が埼玉西武の先発・本田圭佑投手から9号ソロを放ち、1対1の同点となる。デスパイネ選手は「打ったのはストレート。打った瞬間バットの先だったので、センターフライと思った。とにかく同点に追いつけて良かったし、今日の試合は負けられないからね」と語った。
追い付かれた埼玉西武はすぐさま攻勢をかけ、5回表、9番・外崎修汰選手の左前適時打で勝ち越し。しかし、福岡ソフトバンクも即座に取り返す。5回裏、四球などで1死2塁のチャンスを作ると、3番・今宮健太選手が適時二塁打を放ち同点に。さらに続く4番・デスパイネ選手が2打席連続となる本塁打を放ち、4対2と逆転した。
埼玉西武の先発・本田圭佑投手は5回4失点で降板。「今日は自分の投球をするということを心がけてマウンドに上がりました。点をとってもらった後に点をとられたこと、同じ打者(デスパイネ選手)にホームランを打たれてしまったことが悔やまれ、チームに申し訳ないです」と振り返った。
しかし、試合終盤、埼玉西武が得意の一発攻勢でひっくり返した。2点を追う6回表、4番・山川穂高選手がこの試合2本目となる18号ソロを放ち、1点差に迫る。そして9回表、1死1塁の場面で9番・外崎選手が、福岡ソフトバンクの守護神・森唯斗投手から2試合連続アーチとなる6号2ランを放ち、土壇場で5対4と勝ち越しに成功した。
埼玉西武1点リードの9回裏は、守護神・増田達至投手が走者を背負うものの、しっかりと無失点に抑え、試合終了。
福岡ソフトバンクと埼玉西武の3連戦・2戦目は、5対4で埼玉西武が勝利した。先発・本田投手は好投とは言い切れないものの、2番手・森脇亮介投手が3イニングを無失点でつないだ。打っては、外崎修汰選手が2夜連続殊勲弾。敗れた福岡ソフトバンクは、先発の大竹投手が6回3失点と試合を作るも、また白星ならず。抑えの森投手が誤算だった。
文・粟盛優佳
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