14日の楽天戦では8回1失点の好投で5勝目をマーク
3、4月度の大樹生命月間MVP賞が15日発表され、北海道日本ハムの有原航平投手がパ・リーグ投手部門を受賞した。
今季は3月31日オリックス戦で7回5安打1失点(自責0)と好投して初勝利を挙げると、4月28日福岡ソフトバンク戦まで毎週日曜日に先発し、5試合で4勝0敗、防御率は0.51と文句なしの好成績を残した。「チームに貢献できているということだと思うので、素直にうれしいです」と16年7月、18年7月に続く3度目となる受賞を喜んだ。
昨季は右肩を痛めて出遅れただけに、今季のスタートダッシュ成功には充実感が漂う。「去年は出遅れて開幕にもいなかったですが、今年は開幕から投げられていることがうれしいいし、いいこと。ただ、いい試合もありましたが、完投がなかったので、もう少し長いイニングを投げたいなと思います」と責任感をにじませた。
好調の要因には、チームメートからのアドバイスを挙げる。「ベンチで田中賢介さんが『バッターはこう狙っているよ』と教えてくれますし、センターからは西川(遥輝)が『フォームがこうなっている』ということを言ってくれる。それをうまく修正できました」と明かした。
5月に入ってからは、6日の千葉ロッテ戦で6回7安打5失点して今季初黒星を喫したが、14日楽天戦では8回1失点の好投で5勝目を挙げた。
「5月の最初は良くなかったので、何とか勝っていけるように」と力を込めた有原。大黒柱としてチームをけん引していく。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)
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