北九州で常勝軍団と昨季王者の意地が激突。若き右腕同士の対決を制するのは?

パ・リーグ インサイト 望月遼太

2019.5.14(火) 09:31

福岡ソフトバンクホークス・今宮健太選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・今宮健太選手(C)パーソル パ・リーグTV

 5月14日、北九州市民球場で福岡ソフトバンクと埼玉西武の第7回戦が行われる。昨季は激しい優勝争いを演じた両チームだが、今季はここまで1位と5位、直接対決の勝敗も福岡ソフトバンクから見て5勝1敗と明暗が分かれてしまっている。王座奪還を目指す福岡ソフトバンクがこの勢いのまま突き放すのか、それとも昨季の王者が意地を見せるか。14日の試合の見どころを紹介していく。

【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→5勝1敗、埼玉西武→1勝5敗

【福岡ソフトバンク】椎野新投手 1試合0勝0敗 2回 3奪三振、防御率0.00
【埼玉西武】高橋光成投手 6試合2勝4敗 33.2回 21奪三振、防御率5.88

 福岡ソフトバンクの先発は椎野投手。これまで1軍で経験した2度の登板機会はいずれもリリーフであり、14日の試合がプロ初先発となる。5月10日の千葉ロッテ戦では2イニングを無失点に抑えた23歳の2年目右腕は、まっさらなマウンドでどんなピッチングを見せてくれるか。

 対する埼玉西武の先発は高橋光成投手。ここ3試合は4回6失点、2回2/3を5失点、6回7失点と背信の投球が続いており、3点台だった防御率も5.88まで悪化。厳しい状況に立たされている22歳の若武者は、週の頭を任された一戦で不振脱却の兆しをつかめるだろうか。

 福岡ソフトバンクでは今宮健太選手が5月12日の千葉ロッテ戦で2試合連発となる8号3ランを記録し、絶好調を持続させている。高橋光成投手とは今季の対戦打率.500と相性が良いだけに、この試合でも快打が期待されるところ。打撃開眼の兆しを見せる3番打者は、3試合連続となる一発を北九州の夜空に放てるか。

 埼玉西武の注目は中村剛也選手だ。今季の福岡ソフトバンク戦では、対戦カード別で最高となる打率.278を記録。打線が全体的に調子を落としている中で、ここ4試合で3度の複数安打を放って気を吐いている。12日の試合で2本のホームランを放った山川穂高選手に負けじと、“本家”おかわり君も豪快な一発を見せてくれるだろうか。

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パ・リーグ インサイト 望月遼太

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