5月5日、西武第二球場で行われた埼玉西武と横浜DeNAのイースタン・リーグ公式戦第7回戦は、5対6で埼玉西武が惜敗。打線は粘って一時勝ち越しにも成功したが、5番手・小石博孝投手が決勝アーチを被弾した。
この日、埼玉西武の先発は伊藤翔投手だった。ファームではここまで3試合に登板し、10.2回を投げて失点21、自責8、防御率6.75という不運な成績。今日も野手のミスが絡み、3回表に犠飛で1点を失ったものの、結果的には3回1失点と踏ん張りを見せた。
4回表は、埼玉西武の2番手として育成ルーキー・東野葵投手が公式戦初登板。セカンドのエラーで先頭打者を出したが、その後は一軍でも実績のある横浜DeNA打線の中軸を打ち取り、1イニング1安打1奪三振、無失点でマウンドを降りた。
一方の埼玉西武打線は、横浜DeNA先発・櫻井周斗投手と、2番手の高卒ルーキー・宮城滝太投手の変化球に翻弄され、4回まで1人のランナーも出せない。しかし3番手の野田昇吾投手が、先頭四球を出しながらも5回表を無失点で終えると、5回裏、ファームで4番に座り続けている川越誠司選手が、その変化球を狙い打ち。ライトフェンスの向こうに消えていく特大の当たりで、1対1の同点に追い付いた。
試合はその後シーソーゲームの様相を呈する。6回表、埼玉西武は4番手の粟津凱士投手が1イニング4安打を浴びて2点を失うものの、直後の6回裏に、戸川大輔選手のタイムリーと併殺崩れで、再び3対3の同点に。8回表には5番手・小石博孝投手が楠本泰史選手にソロを浴びたが、8回裏に横浜DeNA・齋藤俊介投手から、佐藤龍世選手が逆転のタイムリー。5対4と、この試合初めてのリードを握ることに成功した。
しかし、ここまで12試合に登板し、防御率2.63と奮闘していた小石投手が、1点リードを守り切れなかった。9回表に横浜DeNAの桑原将志選手に逆転2ランを浴び、これが結果的に決勝アーチに。9回裏、打線は横浜DeNA・砂田毅樹投手からチャンスを作るが、あと一歩及ばずゲームセット。試合は、終盤に勝ち越し弾が出た横浜DeNAが6対5で勝利した。
123456789 計
デ 001002012 6
西 000012020 5
デ 櫻井周斗-宮城滝太-田村丈-中後悠平-○齋藤俊介-S砂田毅樹
西 伊藤翔-東野葵-野田昇吾-粟津凱士-●小石博孝
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