楽天が首位・福岡ソフトバンクに0.5差 辛島航投手が強力打線を抑え3勝目

パ・リーグ インサイト

2019.5.1(水) 22:01

東北楽天ゴールデンイーグルス・辛島航投手(C)パーソル パ・リーグTV
東北楽天ゴールデンイーグルス・辛島航投手(C)パーソル パ・リーグTV

5月1日、ヤフオクドームで行われた楽天対福岡ソフトバンクの第4回戦は9対0で楽天が大勝した。福岡ソフトバンクは投手陣が乱れ、試合の主導権を握ることができなかった。

 試合が動いたのは2回表、福岡ソフトバンクの先発・武田翔太投手から4番・島内宏明選手が安打で出塁すると、直後のウィーラー選手が頭部へ死球を受ける。これが危険球とみなされ、武田投手は退場。降板後、武田投手は「インコースに厳しく投げなければ、という気持ちが強くなりすぎてしまい、ボールが抜けてしまいました。当ててしまったウィーラー選手に本当に申し訳ないです」と、球団を通してコメントした。

 嫌な流れを断ち切りたい楽天打線は、迎えた1死1,2塁の好機、7番・ブラッシュ選手が、代わってマウンドに立った川原弘之投手から右中間への適時打を放ち、先制に成功。さらに9番・オコエ瑠偉選手も2点を奪う適時打を放ち、3対0とする。

 3回表には、楽天の3番・浅村栄斗選手が二塁打で出塁すると、ウィーラー選手の右安打、ブラッシュ選手の左安打でそれぞれ追加点を奪い、5対0に。序盤からリードを広げる。

 さらに7回表、楽天打線が奮起する。5回から継投した福岡ソフトバンクの加治屋蓮投手から、2番・藤田一也選手、3番・浅村栄斗選手の安打などで無死満塁とすると、ウィーラー選手、6番・銀次選手、オコエ選手の適時打と与四球による押し出しでこの回4得点。9対0と福岡ソフトバンクを大きく突き放す。

 その後は石橋良太投手と西宮悠介投手が福岡ソフトバンク打線を無失点で抑え、試合終了。

 5月1日に行われた福岡ソフトバンク対楽天の3連戦初戦は9対0で楽天が快勝した。先発した辛島航投手は6回5被安打7奪三振無失点の好投を披露。今季3度目の勝ち投手となった。投手陣の好投とつながった打線が、令和初戦を勝利に導いた。 

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