甲斐拓也が4打点の大暴れ。福岡ソフトバンクが平成を勝利で締めくくる

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2019.4.29(月) 18:02

福岡ソフトバンクホークス・甲斐拓也選手(C)パーソル パ・リーグTV
福岡ソフトバンクホークス・甲斐拓也選手(C)パーソル パ・リーグTV

 4月29日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと福岡ソフトバンクのカード最終戦は、9対6で福岡ソフトバンクが逆転勝利。先発の東浜巨投手が4回5失点と崩れたものの、両軍合わせて25安打の乱打戦を制し、平成最後のゲームを白星で飾った。

 まず試合を動かしたのは北海道日本ハム。1回裏、福岡ソフトバンクの先発・東浜巨投手に対して1番・西川遥輝選手が安打を放つと、2死から4番・中田翔選手が四球を選び1,2塁とする。この場面で5番・王柏融選手が右中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち、幸先よく2点を先制。3回裏にも中田選手に5号2ランが飛び出し、3回を終えてスコアを4対0とした。

 4点を追う展開となった福岡ソフトバンクは4回表。ここまで攻めあぐねていた北海道日本ハム・上沢直之投手に対し、連打と暴投で2死2,3塁の好機を得ると、8番・甲斐拓也選手の適時二塁打で2点を返す。

 直後の4回裏、北海道日本ハムがスクイズで1点を加えてリードを広げるが、5回表、福岡ソフトバンクが一気に攻めた。先頭の三森大貴選手のセーフティバントと、周東佑京選手の果敢な二、三盗などで2死2,3塁となると、デスパイネ選手から甲斐拓也選手までの4連打で逆転し、6対5と試合をひっくり返した。

 5回裏に代打・田中賢介選手の適時打で北海道日本ハムが一時同点としたものの、続く6回表に今宮健太選手に適時二塁打が出て再び勝ち越し。6回を終え、福岡ソフトバンクが7対6と1点をリードする。

 逃げ切りを図る福岡ソフトバンクは、7回裏を3番手・モイネロ投手が無失点に抑えると、8回裏には甲斐野央投手がピンチを背負いながらも得点を与えず。9回表には、上林誠知選手の4号2ランで2点を追加して、試合を決めた。

 3点リードの9回裏、福岡ソフトバンクのマウンドには守護神・森唯斗投手が上がる。
2死からピンチを招いたものの、後続を断って試合終了。北海道日本ハムと福岡ソフトバンクのカード最終戦は、福岡ソフトバンクが9対6で逆転勝利を収めた。

 15安打9得点を挙げ、そのうちの4打点を甲斐選手が挙げた福岡ソフトバンクが、乱打戦を制して3連戦に勝ち越し。先発の東浜巨投手は、4回6安打5失点で力を発揮できず。「自分の投球が全くできなかった。チーム、ファンの方に本当に申し訳ないです」と肩を落とした。敗れた北海道日本ハムは序盤から得点を重ねたものの、投手陣が崩れて逆転負けを喫した。

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