6回終了時で118球も7回までマウンド譲らず「もっといいものを追求しないと」
■埼玉西武 16-3 北海道日本ハム(6日・東京ドーム)
埼玉西武・今井達也投手が6日の北海道日本ハム戦(東京ドーム)に先発し、7回3失点(自責1)で今季初勝利をあげた。
「ちょっと疲れました」。端正な顔立ちに苦笑いを浮かべた。132球の熱投。これまでのプロ入り最多投球数は115球。6回を投げ終えた時点ですでに118球を投じていたが、マウンドを譲らず7回まで投げ切った。
制球が乱れ、7回までに相手打線に与えた四球は5つ。「全体的に(腕が)横振りになってしまった。スライダーやチェンジアップが抜けてしまっていた」と要因を分析する。「自分で投げていても(横振りになっているのは)分かっている。ずっとそういう形でやってきてしまっているので、なかなか直すのは難しい。普段のキャッチボールから意識したい」と課題を口にし、「自分のフォームで、もっといいものを追求しないといけない」とさらなる進化を誓った。
小野投手コーチは「柱としてしっかりしてもらわないと」と高卒3年目の右腕の成長に期待を寄せる。打線の大量援護にも守られ、今季初勝利をあげた今井。「ありがたかった」と16得点を挙げた味方打線に感謝していた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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