2回以降は強力ホークス打線を封じる「もっといい投球ができるように」

■福岡ソフトバンク – 埼玉西武(オープン戦・5日・ヤフオクドーム)

　埼玉西武・高橋光成投手が5日、福岡ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクD)に先発し5回2失点で降板。B班(2軍)スタートからの逆転開幕ローテーション入りへアピールした。

　初回1死三塁で迎えた3番・柳田にレフトスタンドへ逆転の2ランホームランを浴びたが、2回以降は毎回走者を背負いながらも要所を締めるピッチングで強力ホークス打線を封じた。

「初回はどうなるかと思ったが、2回以降は粘り強く投げることができた」と話した高橋光。「去年までは2点を取られたら”どうしよう”となってしまっていた。今年は自分のことだけに集中できた」と切り替えが功を奏した。さらに、「福岡ソフトバンクを相手に5回2失点で、まあまあよかったんじゃないかな」と振り返りつつも、「ボールが高く抜けてしまったり、決め球を決めきれなかった。見つめ直してもっといい投球ができるように」と反省も口にしていた。

　この日、球団から内海哲也投手の左浅指屈筋(せんしくっきん)の肉離れ、多和田真三郎投手の扁桃炎による離脱が発表されたばかり。榎田大樹投手も左肩の張りで開幕ローテは不安視されているだけに、リーグ連覇に向けて若手投手の奮起は必至だ。高橋光は「投げろと言われたところで抑えるだけ。しっかり準備をして臨んでいきたい」と前を見据えた。

(安藤かなみ / Kanami Ando)

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