空席の二塁を埋める候補者の1人として期待
埼玉西武のドラフト3位ルーキー山野辺翔内野手が2日、早出守備練習で汗を流した。辻発彦監督からの熱血指導を受け、二塁手として歴代最多8度のゴールデングラブ賞受賞を誇る名手の片鱗に触れた。
早速、辻監督に捕球する際に見せる足のバタつきについて指摘された山野辺は「社会人の時から(この捕球の形で)やっていたので、(指摘されたことで)プロとアマの違いを感じました」と感銘を受けた様子。他にも、頭の高さが上下しないように頭を押さえてもらいながら練習を行うなど、みっちり1時間守備の極意を叩き込まれた。
社会人時代は午前中に練習を行い、午後に出社していたという。プロとして迎える初キャンプは、朝から晩まで野球漬けの練習スケジュールだが、「久しぶりで体が喜んでいます」と厳しい練習の疲れを感じさせない笑顔を見せていた。
浅村栄斗の東北楽天移籍で空席となっているレギュラー二塁手を発掘することが急務でもある埼玉西武。前日は山田遥楓内野手、金子一輝内野手が並んでノックを受けるなど、キャンプ序盤から激しい定位置争いが始まっている。
(安藤かなみ / Kanami Ando)
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