屈辱の最下位から巻き返しへ、活躍が期待される若手は…
2018年は屈辱のパ・リーグ最下位に沈んだ東北楽天。巻き返しに向け、石井一久GMは辣腕を振るい、17人に戦力外通告を行う一方、フリーエージェント(FA)で埼玉西武の主軸・浅村栄斗を獲得。トレードも次々と仕掛け、広島から福井優也、巨人から橋本到を補強。元東京ヤクルトの由規と育成契約、外国人もアマダ―、ペゲーロが退団しブセニッツ、ブラッシュが加入するなど、積極補強を繰り広げている。しかし、新戦力に加えて生え抜き選手の成長が上位進出には不可欠。東北楽天で新シーズンのブレークが期待される5人を選出した。
○堀内謙伍(4年目・21歳)
静岡高から2015年ドラフト4位で入団した高卒捕手は順調に伸び、昨季1軍デビューを果たして12試合に出場。2軍では捕手陣で最多の52試合に出場し、経験を踏んだ。現在、レギュラー捕手の嶋、バックアップに山下がいるが、次代の正捕手として期待は高い。
○西巻賢二(2年目・19歳)
仙台育英高では1年時から高い守備力を誇る俊足好打の遊撃手として鳴らした2017年ドラフト6位の成長株。1年目から1軍でスタメンでも起用され、25試合で打率.247の成績を残した。U-18ワールドカップ日本代表経験もあり、決して厚くはない東北楽天の内野陣のレギュラー争いに参戦する。
長距離砲、2軍のクローザーと人材豊富も
○内田靖人(6年目・23歳)
長打力は折り紙つき。昨季1軍では58試合、打率.198ながら12本塁打。長打率は.435と主軸のウィーラーの.432を上回る。2017年には2軍で本塁打、打点の2冠に輝いたが、同年のドラフトでは同タイプで外野手登録の岩見が加入しており、1軍争いは激化している。
○村林一輝(4年目・21歳)
2015年ドラフト7位で入団。2017年に2軍で遊撃手のレギュラーとなり、1軍デビューも果たした。2018年は1軍で28試合に出場。西巻と若い二遊間を組んだ試合もあり、次代の東北楽天内野陣を担う存在であることは間違いない。
○小野郁(5年目・22歳)
西日本短大付高から2014年ドラフト2位で入団。ルーキーイヤーから1軍で登板しており、昨季は9試合0勝1敗、防御率3.48。2軍ではクローザーをつとめており、3勝3敗20セーブ、防御率1.86の好成績。救援で出番がありそうだ。
(Full-Count編集部)
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