
◆パ・リーグ 楽天3―1オリックス(14日・楽天モバイル最強パーク宮城)
楽天の滝中瞭太投手が7回途中6安打1四球、1失点で今季5勝目を挙げた。
立ち上がりからテンポのいい投球を展開。2点リードの6回に中川にソロを浴びたが、後続を冷静に断った。7回2死一、二塁で降板。多彩な変化球を操り6三振を奪った。「ストライク先行でいけたのがまず良かったかなと思います」と汗をぬぐった。
投球の幅を広げた。「変化球も新しいものをぶっつけ本番で投げたりとかいろいろやってました。スプリット、シンカー、あと大きなスライダー。この3球種を新しく付け加えて投げましたね。きれいに決まったので、一つ自信になったかな」。配球の引き出しを増やす、収穫を得た。
脳裏にあったのはベテランの投球だった。オフの自主トレを一緒に行う中日の涌井だ。尊敬する右腕は11日に今季初勝利。22年連続となる白星をつかんでいた。その時の投球を画面越しに観察して、改めて気がついたという。「涌井さんのピッチングをみていてすごく勉強になった部分があった。やっぱりスライダー、シンカーをきれいに使いながら真っすぐをとおす。左の被打率が高いとなった時に、何か落ち球か曲がり球か、シンカーをもう一回投げてみるのも一つかなと思った」。レジェンド右腕の熟練の投球術を参考にしながら、好投につなげた。
今季はここまで安定した投球を続けている。それでも満足はしていない。「ピンチを作って中継ぎに任せてしまうピッチングが多いので、そこを何とかイニングを完了できる投手にならないと次の回というのが存在しない。そこは課題です」と、さらなる高みを見据えた。