異例の2時間弱交渉… 鷹・石川、倍増の6000万円でサイン「言いたいことを」

Full-Count 福谷佑介

2018.12.19(水) 18:07

契約更改に臨んだ福岡ソフトバンク・石川柊太※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)
契約更改に臨んだ福岡ソフトバンク・石川柊太※写真提供:Full-Count(写真:藤浦一都)

先発と中継ぎで42試合に登板し、チームトップタイの13勝

 福岡ソフトバンクの石川柊太投手が19日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、今季の3000万円から倍増となる6000万円プラス出来高で契約を更改した。午後4時からスタートした交渉は、2時間に迫るロングラン交渉となり、石川は「言いたいことを言っていった結果です。自分の立場は球団の方からも評価しづらいと思うので、話の中で擦り合わせていて、これだけの時間になった。しっかり評価してもらって役回り両立したことを評価して上げてもらった」と語った(金額は推定)。

 今季は中継ぎで開幕を迎えたが、4月半ばには先発へ配置転換。だが、チーム事情等もあって、8月には再びリリーフを任されるようになった。相次ぐ配置転換にも、その双方で結果を残し、42試合に登板して、チームトップタイの13勝をマーク。日本シリーズ中に右肘の張りで離脱することとなったが、間違いなく2年連続日本一の原動力となった。

 難しい先発と中継ぎ双方で投げたことへの評価。交渉の中でも、その部分についての話し合いに時間を割いたようで「出来高をつけてもらえた。前例ない中での話で、野球界で先発完投、規定投球回到達者が少なくなっている中で、自分のような投手はこれから出てくる。先駆けのつもりで交渉に臨んで、価値があるというのを伝えました」と語っていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

記事提供:Full-Count

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