西武、渡辺GM兼監督代行の”秘蔵っ子”がサヨナラ打…佐久長聖高時代から熱視線、昨オフにトレードで獲得
スポーツ報知
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2024.6.2(日) 05:25
◆日本生命セ・パ交流戦 西武4x―3巨人(1日・ベルーナドーム)
予感があった。2点を追う8回。西武・渡辺GM兼監督代行は先頭の岸の代打に元山を送った。「昨日(5月31日)の打撃も非常にいい感じだったので」。その期待に応えるかのように、右越えへ移籍1号ソロ。そのまま一塁の守備に入ると9回2死一、二塁で右前へサヨナラ打。渡辺代行は「最後は打ちそうな気がした。今日のヒーローは元山なんだろうなと見ていたから」とにっこり。プロ初のサヨナラ打に手荒い祝福を受けた元山は「野球やっていてよかったと思える瞬間でした」と喜んだ。
何かの縁か。元山が佐久長聖(長野)2年の時、視察に訪れたのが“渡辺GM”だった。「当時から能力が高く素質があった」と評価していたが、東北福祉大からヤクルトへ。それでもチェックは欠かさず昨オフトレードで獲得した。「高校時代、何となく好きだったのがライオンズ。本当にうれしい気持ちでプレーしています」。代打弾を放ち、次打席でサヨナラ打。同GMの監督代行就任後初、11年ぶりの本拠地勝利に大きく貢献した。
元山は5月31日に昇格したばかり。すぐさま活躍する運の強さもある。「アピールのチャンスなので自分の仕事がしたい」。高校時代からつながる同GMとの縁をレギュラー取りへとつなげていく。(秋本 正己)
◆元山 飛優(もとやま・ひゆう)1998年12月4日、大阪府生まれ。25歳。佐久長聖から東北福祉大へ進み、2020年ドラフト4位でヤクルト入り。1年目の21年には97試合に出場した。昨年オフ、宮川とのトレードで西武入り。180センチ、79キロ。右投左打。年俸1100万円。
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