西武・武内夏暉「運が良かっただけ」新人先発無傷3連勝 杉本正以来43年ぶり 5戦連続QS松坂大輔超え球団新

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2024.5.12(日) 05:15

6回2死一、三塁、太田を空振り三振に打ち取りほえる武内(カメラ・佐々木 清勝)

◆パ・リーグ 西武2―1楽天(11日・ベルーナドーム)

 ルーキー左腕が記録ずくめの好投でチームの5連敗を阻止した。西武のドラフト1位・武内が7回7安打1失点、4三振で無傷の3勝目。西武の日本選手1年目で全て先発して負けなしの3連勝は1981年の杉本正以来、43年ぶり。初登板から5戦連続クオリティースタートは99年の松坂大輔を抜いて球団新となった。

 「絶対に勝つ」と言い聞かせて、4連敗中で迎えた本拠のマウンドに立った。初対戦の楽天を相手に2~5回は走者を背負う苦しい投球も、炭谷のリードにも助けられて切り抜けた。6回に1失点、7回も1死三塁とピンチを招くも、スクイズを試みた村林から142キロのツーシームで空振りを奪い、同点を許さず。「運が良かっただけです」と、照れ笑いを浮かべた。

 ドラ1左腕の雄姿を見届けた後藤オーナーも、「堂々としていますよ。風格があってすばらしい」と目を細めた。最下位に沈むチームを試合前に激励した同オーナーは、「今は苦しいけれど、これからですよ。若い力も台頭してくるし、松井監督には思う存分やってくれという話はしていますから」と武内、村田、蛭間らのヤングレオに逆襲への期待を込めた。(阿見 俊輔)

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