【日本ハム】伊藤大海が5日・西武戦で本拠地初登板「勝つチャンスを多く与えられる投球をしたい」

スポーツ報知

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2024.4.5(金) 06:05

3日にブルペンで投球練習した日本ハム・伊藤 (カメラ・堺 恒志)

 日本ハム・伊藤大海投手(26)が5日の西武戦(エスコン)で本拠地初登板に挑む。昨季11試合で1勝7敗と大きく負け越したホーム球場での快投を誓い、4日はエスコンで最終調整。3月29日のロッテ戦(ZOZO)に続く連勝に向け、今井達也(25)との開幕投手対決で意地を見せる。

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  心機一転で“暗雲”を振り払う。今季初の本拠地マウンド。登板を翌日に控えた伊藤は、静かに闘志を燃やした。

 「まずは初回からしっかり入っていければ。(3日も)いい勝ち方をしているので勝つチャンスを多く与えられる投球をしたい」

 新球場初年度の昨季は11登板で1勝7敗、防御率5・10。年間通じて地元・北海道で苦しい投球が続いただけに、雪辱への思いは強い。昨年の契約更改では「ここで勝って北海道のファンと喜びを分かち合いたい」と決意表明。「1勝しかできなかったので(球場と)心中するため」とオフの自主トレ先にはエスコンを選び「ここでやってきたことをしっかり出したい」と気合をにじませた。

 初めて大役を務めた開幕・ロッテ戦では6回無失点で5年ぶりの白星発進に貢献。スプリット、スイーパーを武器に9三振も奪い「取れるところで三振を取れるのが理想。意識してやってきた部分なので結果になっているのがうれしい」と手応えを感じている。西武・今井とは1年目の21年以来、3年ぶりにマッチアップ。「手ごわい相手。負けないように、先制点を与えないことを第一目標にしてマウンドに上がりたい」と熱い投手戦を思い描いた。

 開業2年目を迎えた本拠地では5日から21日まで「1周年シリーズ」として黒を基調とした新ユニホームを着用予定。その初陣を託された右腕は「前回いい投球をして次が大事。気を引き締めて初回から頑張ります」。2連勝、そして新庄政権初の貯金2へ。地元での快投から一気に波に乗る。(堀内 啓太)

 〇…石井は5日の西武戦(エスコン)で“後輩撃ち”を狙う。相手先発の今井は作新学院の4学年後輩で、通算打率5割5分6厘(9打数5安打)を誇る。好相性には「たまたまっす」と謙遜しつつ「あいさつも来てくれるし本当にいいヤツです」。4日は本拠地で練習し「すごくいい投手。(今季は)進化してまた違う今井だと思う。直球がいいので甘い球を打ち損じないように」と闘志を燃やした。

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