オリックスが日本シリーズ進出に王手 V打&完封リードの若月「ナイスP!」

ベースボールキング

  • ニュース

2023.10.20(金) 22:10

8回裏に先制の左前適時打を放つオリックス・若月 (C)Kyodo News

CSファイナルステージ第3戦
○ オリックス 2 - 0 ロッテ ●
<10月20日・京セラD大阪>

「2023 パーソル クライマックス・シリーズ パ」のファイナルステージ第3戦はオリックスが完封勝利。アドバンテージを含めた対戦成績を3勝1敗とし、3年連続の日本シリーズ進出に王手をかけた。

 オリックス打線は初回、2回と、いずれも満塁の好機を生かせない嫌な展開。それでも、レギュラーシーズンを6連勝で終えた先発・東が5回4安打無失点と踏ん張った。

 打線は3回以降も好機を生かせない展開が続き、6回までに10残塁を記録。それでも0-0で迎えた8回、先頭の5番・杉本が左翼線への二塁打でチャンスメイクすると、二死三塁で8番・若月が、しぶとく三遊間を破る左前適時打を放ちようやく均衡を破った。なおも二死一塁で代打・頓宮が、適時二塁打を左翼線へ運び一走・若月が長駆ホームイン。左足薬指の疲労骨折から戻ってきた首位打者は、これが復帰後初安打となった。

 救援陣は6回から小木田、山岡、宇田川、平野佳が1イニングずつ無失点。完封リレーで勝利し、宇田川が白星、平野佳は今ステージ2セーブ目を手にした。

 試合後、頓宮とともにお立ち台に上がった若月は、殊勲打について「絶対に決めてやろうと、抜けたのを確認して自然とガッツポーズが出ました」と笑顔。守りではロッテ打線を無得点に封じ、「2試合とも初回に点を取られていたので、そこをまず東がピシャリと行ってくれて、そのあとのみんなも本当に良く投げてくれました。ナイスP!」と、完封リレーを成し遂げた5投手に労いの言葉を送った。

記事提供:

ベースボールキング