リーグ3連覇達成のオリックス 井端弘和氏が「今季のチームMVP」と評した3人の選手とは?
ベースボールキング
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2023.9.21(木) 06:54
頓宮裕真 [写真=北野正樹]
◆ 14勝挙げている絶対的なエース優勝マジックを「2」としていた首位・オリックスは20日、2位のロッテとの直接対決に6-2と逆転勝利。ロッテに14.5ゲーム差をつけ独走でリーグ3連覇を達成した。
リーグ3連覇を達成し、5度宙に舞った中嶋監督は、開口一番「最高です」と笑顔。本拠地での胴上げは1996年以来となり「何とかここで胴上げしたいと思っていたので本当にうれしいです。何とか逆転してくれて、選手がすごいなと思いました」と選手たちの粘り強さを称えた。
混戦を制し連覇した過去2年とは違い、2位のロッテに14.5ゲーム差をつける独走優勝。「ゲーム差とかは関係なく、自分たちの内容を追求してやってきた。まだまだ強くなるチームだと思います」と黄金時代継続へ自信を覗かせた。
見事3年連続15度目のパ・リーグ制覇を成し遂げたオリックスについて、20日に放送したCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、解説陣が選ぶ“今季のチームMVP”が発表された。
解説者の井端弘和氏は投手二人、野手一人を選抜。「一人目はやっぱり山本由伸でしょうね。今季も14勝挙げている絶対的なエースですから、野手陣も山本由伸が投げる試合は勝ったと思って試合に臨めていると思いますし、今季も安定感抜群で素晴らしい投球を見せてくれましたね」とここまで14勝6敗、防御率1.32と抜群の安定感でチームを優勝に導いたエースの名前を挙げた。
続けて「宮城大弥も素晴らしかったですよね。今季も10勝と山本由伸の次に勝ち星を挙げていますし、裏ローテーションに入り3連戦初戦を任されることが多かったですけど、宮城が投げることによって連敗も少なくなりましたよね。裏のエースとしてチームを支えていました」と10勝4敗、防御率2.35と今季もフル稼働した左のエースの活躍も称えた。
野手のMVPについては「やっぱり頓宮裕真ですかね。今季は吉田正尚が抜けて代わりとなる選手は誰になるのかという不安はありましたけど、現在首位打者ですから、吉田正尚の代わりまでとは言わないですけども、それに近いぐらいの活躍をしてくれたよね」とここまで打率.307とパ・リーグ首位打者に立っている右の大砲を称賛した。
自慢の投手陣と勝負強さを兼ね備えた打者陣の投打で圧倒的な強さを見せつけ、リーグ3連覇を成し遂げたオリックス。更なる目標“日本一連覇”に向け、ポストシーズンも中嶋オリックスから目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』