【ソフトバンク】石川柊太、千賀以来2人目の育成出身ノーノー「マウンドに上がったら関係ない」会見の一問一答
スポーツ報知
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2023.8.18(金) 22:37
◆パ・リーグ ソフトバンク8―0西武(18日・福岡ペイペイドーム)
ソフトバンク・石川柊太投手が史上88人目&99度目のノーヒットノーランを達成した。127球を投げて4四死球のみだった。球団では昨季の東浜に続き、2年連続。育成出身では19年9月の千賀(ソフトバンク)以来2人目の快挙となった。
以下は会見での一問一答
―無安打無得点はどの辺りから意識
「一人ひとりどう抑えていくかという積み重ね。打たれていようが、打たれていまいが、それは過去。引きずらないで、前にというつもりで投げていた。最後の最後まで意識はしていなかった」
―何回ぐらいから意識
「見たら無安打というのは分かる。それは分かっていた。常にヒットを打たれないように抑えようと思っているから、より一層、何かというのは別になかった。そういった意味では、毎試合無安打無得点をしようと思って投げている。今日はそれが巡り巡って、最後までいけた運があった。自分でもびっくりしている」
―8回ぐらいから手拍子、拍手が大きくなった
「それはひしひしと感じていた。それは力になったというところはあります」
―最後は顔がほころんだ
「びっくりと、うれしさと両方の感情で、あの表情だった」
―栗原のところに嫌らしい打球
「だんだん野手の周りから声がなくなっていたのを感じていた。(甲斐)拓也が要求した球を投げ切れるように、と。最終回も投げ切れているかというと心残りの部分もある。それが正面を突いてくれたりした」
―最後の打者が中村
「素晴らしい打者。対峙(じ)するのは、ある意味、気持ちが入って投げ切れた。相手あっての自分でもあるし、対戦相手がいるから、自分の可能性、思った以上に力を出させてもらうというところで、そういった意味ではすごく、最後投げ切れてよかった」
―最後は一ゴロ
「絶妙な打球だった。前の打席の時もあの打球で、打った瞬間、打球も弱かった。見た瞬間に明らかに捕球体勢に入っていたので、ほっとしました」
―甲斐とは密にコミュニケーションを取った?
「変わらずでいこうと。拓也も意識をしていたかは分からないですけど、自分の中でも変えずにいこうというところで」
―斉藤コーチから肩を抱かれた
「いい意味で、まさかできるとはという話をした時に、カズミさんも『いい意味で、まさかできると思っていなかったよ』と。いいコミュニケーションでそういってくれて、自分も期待に応えられた喜びというか、もっと次もいい投球をして、そういう姿を見せられたらいいと思った」
―序盤から味方が得点
「それが一番大きかった。ああいう状況にしてもらって、回の合間は休ませてもらって、しっかり整理してマウンドに上がれたので、攻撃が長くて。そのおかげであれだけ長く投げられた。本当に守備にも助けられた。すごく助けられた」
―柳田は1500安打。メモリアルデー
「積み上げてきた記録というのは、素晴らしいなと思います。こういう記録を残せましたけど、積み上げてきた記録というのは、まだまだなので、そういうものをもっと残せていけるような投手になりたい」
―無安打無得点は野球人生で何回目
「ゼロですね。今までないですね。たぶん」
―キャリア初
「実感は湧いていないといえば湧いていない。育成2人目というのを聞いて、何でも千賀が先に行ってるなというところで、そこがどうこうはないんですけど、千賀の素晴らしさを感じながら、ああやって素晴らしい活躍をしている投手に自分もなりたいと思って頑張っているので、一歩でも近づけるように頑張りたい」
―東浜以来。球団2年連続
「ノーヒットノーランは素晴らしいと思うんですけど、シーズンを通していえば、ハイクオリティーな投球をもっと増やしていきたい。今日のような投球を何回もできるようにしないといけないと思っている。そのためにもっと練習をしないといけない。今日の結果をバネにまたもっと前に上に行けるように頑張っていきたい」
―育成では2人目
「あのマウンドに上がったら、育成出身だから『じゃあ』みたいな話ではない。そういうのは、見栄え的にいいなと思いますけど、マウンドに上がったら、育成だったりとかは関係ない。ただ、上を目指して、育成初のなんちゃらというのをどんどん増やせるように、自分は頑張っていきたい」
―3か月ぶりの白星。ノーノーで久々に勝った
「運の部分も多いので、3か月ぶりに勝ったのがノーヒットノーランだと何か、また3か月勝てなくてノーヒットノーランみたいな。いいのか悪いのか分からない状況より、コンスタントにハイクオリティーな投球で試合をつくって、チームの勝ちに貢献していけるようにと思っている。次が大事だと思っていますし、今後、これからが大事。次に向けて頑張っていきたい」
―チームに勢いをもたらす快投
「きっかけというか、勢いがつくように、勝ちに結びつくように、いい流れになるように、いつも投げているので、結果をもってチームがあれを機にとなってくれたらうれしい。そうじゃなくても、自分のやるべき仕事をしっかりやっていきたい」
―千賀からメッセージは来そう?
「どうですかね。連絡は取っているので、来るかもしれないし、来たら来たで内容の話になると思うので、『フォークが良くなんないんだけど』という話になると思うので、あとは『千賀に次いで2人目だよ』みたいな話だけはしようかな」
―大きなノーノー
「8、9回のたくさんの声援もすごく力になりました。初回からたくさんの声援をいただいていますし、それがこういう結果に結びついていますし、自分が勝てなくても応援してくれる、しった激励をしてくれるファンの皆様に感謝していますし、それで自分も頑張れている。これから今日みたいな投球をして、もっとチームの勝利に貢献して、ファンの皆様と喜びを分かち合えるように頑張っていきたい」
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