遠い1アウト…まさかの守護神の痛恨被弾でソフトバンク12連敗…谷沢健一氏「ソフトバンクにしてみれば悪夢ですよ」
ベースボールキング
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2023.7.25(火) 06:29
逆転サヨナラ2ランの打球を見送るソフトバンクナイン(C)Kyodo News
◆ 連敗脱出目前でまさかの逆転被弾あと1アウトで連敗脱出。久々の勝利の瞬間を信じていたソフトバンクナインを待っていたのは、まさかの悲劇だった。
1点リードの9回だった。守護神オスナが先頭のポランコに二塁打を許し、その後一死三塁となった場面で、オスナは岡大海のゴロを自ら捕球し、猛ダッシュで飛び出したサードランナーにタッチ。気迫あふれるプレーを見せ、連敗ストップまであとアウト1つに迫った。
しかしその直後、代打の角中勝也に152キロの渾身のストレートをライトスタンドに運ばれまさかのサヨナラ負け。オスナは膝に手をつき放心状態。ベンチで久々の勝利の瞬間を待っていたナインからも、一瞬にして笑顔が消えた。
24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した笘篠賢治氏は「一つ勝つのがどれだけ難しいかですよね。あと一人ですから。ワンアウトサードで、サードランナーがアウトになった時点で、これは勝てるかなというところまで行ったんですけどね」とコメント。同じく解説の谷沢健一氏も「オスナだもんね…ソフトバンクにしてみれば悪夢ですよ」と絶対的守護神の被弾に信じられないといった表情を見せた。
また谷沢氏は「ただオスナがこうやって一人で追っていく。こういうね必死なことはいいんですけれども、このあとのピッチングに少し影響がなかったかな」とサードランナーを激走してアウトにした場面に疑問視。ただ笘篠氏は「野手に回してランダウンプレーにしてしまうと、バッターランナーはセカンドに行かれてしまうんですよ。だからセカンドに行かせないように一人でアウトにしたというところは、僕はファインプレーだと思います」と判断は正しかったとの見解を示していた。
この逆転負けで54年ぶりの12連敗。長く暗いトンネルを脱出するのは、いつになるのだろうか。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』