３０日から交流戦が開幕する。交流戦通算最多記録の２７勝を誇るヤクルト・石川雅規投手（４３）を１勝差で追う１学年下のソフトバンク・和田毅投手（４２）は“おじ左腕”直接対決を熱望した。

　自然と笑みが浮かんだ。歴代２位タイの交流戦通算２６勝を挙げている和田は同１位となる２７勝のヤクルト・石川との“おじ左腕”対決を熱望した。「もしそうなったら、勉強になると思いますし、うれしいですね。しかも今回（対戦するなら）神宮なので。石川さんの（投げる時に）打席に立てる可能性もありますし」。１８年前はヤフーＤ（現ペイペイＤ）で和田が３失点完投勝ち。再戦に思いをはせた。

　和田は６月２日の広島戦（マツダ）に先発予定。石川とのマッチアップはローテ通りでは難しいが、雨天中止や登板間隔の都合などで実現することも考えられる。「個人的にはあんまり気にしてないですけど、周りが言うので、誰が何勝してるというのは目に入ってきます（笑い）」と１勝の差であることは把握済み。直接対決で並ぶ、もしくは超えることができれば、何よりの喜びになる。

　ＮＰＢでは通算４５打数４安打の打率８分９厘。交流戦の思い出として「内海投手（巨人）のカーブを（ぶつかると思って）よけてしまって。（捕手の）阿部さんが笑っていたのをすごい覚えてます」と笑い飛ばした。今年は打って、投げて、新しい伝説をつくり上げる。（中村　晃大）

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