【侍ジャパン】宮城大弥、先発・佐々木朗希との“同学年競演” WBC&プロ初セーブ

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2023.3.12(日) 00:14

5回から登板する3番手・宮城大弥(カメラ・竜田 卓)

◆カーネクスト2023 WBC東京プール ▽1次ラウンドB組 日本10―2チェコ(11日・東京ドーム=観衆4万1637)

 3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパンは、1次ラウンド(R)3戦目でチェコを下し、無傷の3連勝となった。3番手で5回から登板したオリックス・宮城大弥投手は5回に1点を与えたが、以後はチェコ代表に安打を許さず、5イニングを投げて2安打1失点、7奪三振と好投。WBC&プロ初セーブもついた。

 大切なバトンを落とさなかった。佐々木朗希から宇田川優希へつながり、最後まで走ったのは宮城だ。「中継ぎの負担を少しは減らせたと思うので、自信を持って次に臨みたい」。最後の打者で球数制限の65球を超えたが、68球目で空振り三振に仕留めた。

 昨年11月の強化試合で「付き人みたいに一緒にいた」と同じ空気を吸ったのが、この日の先発右腕。令和の怪物は朝6時に起床し、野球中心の生活だった。ジュースの代わりに果物から栄養摂取。すしでも低脂肪で高タンパクな貝類を選んだ。「彼はとにかくすごいです」。今回の代表入りが決定後、宮城もスナック菓子断ちを継続中。「お互いにいい投球ができた」と大舞台で同学年が競演した。

 立ち上がりの1点を薬とし、6回からはパーフェクト。無四球で7三振を奪った。「先発とは違ういい感覚が味わえた。いい経験ができたと思います」。山川穂高、大城卓三とともに沖縄出身初のWBC侍。21歳の力も頼もしい。(長田 亨)

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