【ロッテ】「今日をチャンスに変える。」いよいよ2月1日から春季キャンプスタート!
ベースボールキング
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2023.1.31(火) 11:02
ロッテが新スローガンを発表(球団提供)
「今日をチャンスに変える。」このチームスローガンのもと、ロッテは1974年以来勝率1位でのリーグ優勝を目指す。2月1日から始まる春季キャンプは、1日〜26日にかけて石垣島、2月14日〜23日にかけて糸満キャンプが行われる。
石垣島キャンプの特徴は一軍と二軍の選手たちが同じ場所で練習ができること。今年のキャンプでは吉井監督が「キャンプは同じ場所で行うということもあり一軍、二軍という枠は設けず、みんなで取り組みながらコーチ陣も全員で選手たちを見ていきたいと考えています」と、同じ施設で練習ができるメリットもあり一、二軍の枠を設けていない。
11日と12日には台湾プロ野球チーム・楽天モンキーズとの「アジアゲートウェイ交流戦Power Series2023in石垣島」が3年ぶりに開催される。3年前の20年には春季キャンプに軍スタートだった和田康士朗(当時育成選手)が、ライトスタンドへ飛び込む特大の本塁打を放つと、第3クールから一軍に合流し、那覇の一軍遠征の切符を掴み取ったことも。和田は練習試合、オープン戦で武器である“足”で存在感を示し、その後開幕前に支配下選手登録を掴んだことは多くのマリーンズファンも記憶に残っていることだろう。選手たちにとって、最初の実戦でのアピールの場となる。特に若手選手はここでの活躍が、その先の糸満キャンプに繋がってくる可能性もあり、しっかりと存在感を示しチャンスに変えていきたいところだ。
例年、糸満キャンプ(21年までの那覇の一軍遠征)は若手選手たち中心の実戦となり、14日以降は石垣島で主力選手たちがオープン戦、開幕に向けて練習していくことが多い。吉井監督が就任した今季も、井口資仁前監督時代の時と同じように、14日から始まる実戦で若手選手が中心になるのか注目。
また今年の春季キャンプでは3年ぶりに現地でのグッズ販売が行われる。球団によると、春季キャンプ限定グッズは選手が練習中に着用する春季キャンプキャップや2023年春季キャンプロゴを使用したグッズなどがラインナップしているとのことだ。コロナ禍から徐々に2019年までのような日常に戻りつつある。
「今日をチャンスに変える」。吉井理人監督は球団を通じて「このスローガンには人それぞれの捉え方、色々な意味があると考えています。チャンスという言葉にも色々な意味があり、必ずしも好機だけがチャンスの意味ではありません。選手たちそれぞれがそれぞれの立場でこのスローガンの意味を解釈して取り組んで欲しいと思っています。ファンの皆様も含め、色々な方々がどのような捉え方をして、意味を見い出してくれるかを楽しみにしています」とコメントした。歓喜の秋を迎えるため、春季キャンプから選手たちは「今日をチャンスに変える。」意味を考え練習し、1年間戦い抜く体力、技術を磨いていってほしい。
文=岩下雄太