世紀の“七冠”対決へ…オリックス・山本由伸「しっかり勝負できるように」

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2022.10.16(日) 17:08

オリックス・山本由伸 [写真=Rinco]

◆ 2年連続四冠・山本由伸vs.三冠王・村上宗隆

 22日(土)から神宮で開幕する『SMBC日本シリーズ2022』。

 2年連続でヤクルト-オリックスのカードとなった頂上決戦に向けて、オリックスのエース・山本由伸が意気込みを語った。




 今季もチームの大黒柱として26試合に登板し、15勝5敗、防御率1.68という好成績を残した背番号18。

 昨年に続いて最多勝・最高勝率・最優秀防御率・最多奪三振の投手四冠を成し遂げたエースは、クライマックスシリーズでもファイナルステージの初戦に先発し、8回無失点の快投でチームに勢いを呼び込んだ。

 CSでは中5日での再登板も「可能性はあった」と明かした右腕だが、「やっぱり決まるのは早い方が楽。絶対に決めたいと応援していた」と振り返ったように、15日で決着できたことに安堵の表情を浮かべた。

 日本シリーズに向けては、「昨年の悔しさを晴らせるように、全力で腕を振りたいと思います」と決意表明。その中で“村上宗隆”との対決に質問が飛ぶと、「シーズンの中でもなかなか対戦する機会が少ないので、こういった最高の試合で対戦できるのは選手として嬉しいこと」と喜びを口にする。

 続けて「ヤクルトは良い打者が多いので、そこだけに集中できるわけではないと思いますが、一番良いバッターだと思うのでしっかり勝負できるように投げたい」と闘志を燃やした。


 本人的には「すんなりと入れたシーズンではなかった」と振り返っているものの、「しっかり練習しましたし、しっかり野球に打ち込めたので問題はなかった」という充実したオフを過ごしたこともあって、シーズン終盤には「大丈夫」と確信が持てるほどに「すごくまとまった」と明かす。

 そんな中で迎える頂上決戦。連覇を果たした両リーグの代表による戦いはもちろんのこと、投手四冠と打撃三冠の対決はどの打席も見逃せない。


取材・文=どら増田




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