【オリックス】曽谷龍平が1学年先輩の右腕にかけた言葉「143試合、こういう日もあります」エース不在に頼りになる男…ちょっといい話

スポーツ報知

ポーズを決める山中稜真(左)と曽谷龍平(カメラ・義村 治子)

◆日本生命セ・パ交流戦 2026 オリックス8―4ヤクルト(10日・京セラドーム大阪)

 今季初めて8イニング目に入り、オリックス・曽谷は1週間前を思い出したはずだ。3日の巨人戦(東京D)は2点のリードを守り、7回を1失点で交代。リリーフした椋木が8回、丸に逆転のグランドスラムを浴びた。

 椋木は降板後、ロッカーにいた曽谷の元へ直行した。「本当にごめん」。視線を落とすと、1学年上の先輩右腕は正座してひたすら謝っていた。「143試合、こういう日もあります。気にしないでください」。笑顔をつくり、悔しさを共有した。勝ち星が消えたことより、ブルペンに負担をかけたことへの責任を感じていた。

 謙虚さと向上心を忘れないプロ4年目。宝刀スライダーに磨きをかけ、同時にフォークにも目を向けた。「2種類あった方がいいんじゃない?」と助言をくれたのが、投手として尊敬する九里。握りを聞き、アレンジし、5月から130キロ台前半の遅い落ち球を試している。エースの宮城は不在。頼りになる男が、軸に座る。(長田 亨)

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