【オリックス】吉田正尚2発「いい感触」紅林弘太郎V弾「考えすぎずにいけた」2位ソフトバンクに1差

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2022.8.13(土) 07:00

5回1死、左中間にソロを放つ吉田正尚(カメラ・石田 順平)

◆パ・リーグ ソフトバンク3―6オリックス(12日・ペイペイドーム)

 主役を譲ったオリックス・吉田正尚外野手がニタッと笑った。「ノーマークなんじゃないですか?」。冗談でからかわれたのが紅林弘太郎内野手だ。2人で今季チーム初の1試合3本塁打を記録。貯金を最多タイの4とし、2位・ソフトバンクとの差を1に縮めた。

 まずは先輩が豪快にぶっ放した。「1球で強いスイングで仕留められた。いい感触でしたね」と初回1死一塁から先制の13号2ラン。プレーボールからオール直球だった杉山の10球目、151キロを右越えへ運んだ。「4番慣れしていて、一瞬(打席へ向かうのが)遅れかけた…」と6月28日以来の3番起用。1点を追う5回にはスライダーを左中間にはじき返し、右腕をKOする同点14号ソロだ。

 今季2度目の1試合2発。紅林も「エグいです。軽く引きました。スゴすぎです」と口をあんぐりさせるだけでなく、負けなかった。その後2死三塁と好機を広げ「考えすぎずにいけました」と2番手・泉の高め直球を右中間へ。勝ち越しの6号2ランがテラス席に届いた。今季ソフトバンク戦4本目。ペイペイDでも3発とキラーの本領発揮だ。

 「正尚さんが流れを持ってきてくれたおかげです」と先輩を持ち上げた20歳。暑い夏場でも体重減とは無縁で「塁に1回出ると、1キロ減ると思っている。2回出たら2キロ分食べていいかな、と。いっぱい食べるために出塁したい」と上機嫌で謎の“爆食いルール”まで明かした。首位・西武とは2・5差のままだが、まくりそうな気配は漂っている。(長田 亨)

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