【日本ハム】首位ソフトバンクに3連勝 3年ぶり敵地3タテ 新庄ビッグボスが混パ演出 台風の目に

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2022.7.11(月) 06:40

7回1死、新庄剛志監督は阪口のプロ初安打のボールをかかげて笑顔をみせる(カメラ・岩田 大補)

◆パ・リーグ ソフトバンク0―2日本ハム(10日・福岡ペイペイドーム)

 最下位・日本ハムが混パに拍車を掛けてきた。新庄ビッグボスが率いる日本ハムが、敵地で首位ソフトバンクに3連勝した

 最後の打者・松田の打球を8回の守備から出場した三塁手・谷内がダイビングキャッチでアウトにすると、新庄監督は渾身(こんしん)のガッツポーズを決めた。今季最長タイの4連勝で、混パを演出する19年7月(ソフトバンク戦)以来3年ぶりのビジター同一カード3連勝。采配も決まった完封勝利に、指揮官は地元・福岡で声を弾ませて試合を総括した。

 「いや~面白かった。あれ(松田の打球)が抜けているのと抜けていないのとでは、えらい違い。守備は本当大事ですよねえ。(ガッツポーズは)自然に。よっしゃーという感じでした」

 投手戦が続いていた中、少ない好機をものにした。6回。1番・松本剛が中前打で出塁すると、上川畑が犠打、そして近藤が先制適時打を放った。野村が中前打でつなぐと、清宮は5戦連続打点となる右翼線適時二塁打。日替わり打線が続くが、前日から据え置いた1~5番が仕事を果たした。

 この日はドラ4・阪口をスタメンに抜てき。これで支配下野手では、4月に椎間板ヘルニアの手術を受けた五十幡を除き全選手が出場した。見極めとともに、チームの底上げも図るビッグボス。「うちの選手は間違いなく変わってきていますよ。目の色が変わって、気持ちが前に出ている。で、この結果につながった」とチームの成長を感じている。

 今季のソフトバンク戦は8勝7敗。パ・リーグで唯一の勝ち越し相手が首位だが「そこまで…全然大丈夫です」と謙遜し「こういう時は不思議と2位もソフトバンクも勝てない(例が多い)のがまた面白い」と語った。オールスターブレイクも目前。後半戦は、新庄ハムが台風の目となる。(田中 哲)

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