7月13日、楽天モバイルパーク宮城で行われた東北楽天と福岡ソフトバンクの第14回戦は、5対3で福岡ソフトバンクが勝利した。
福岡ソフトバンク打線は2回表、山本恵大選手と谷川原健太選手の連打で1死1、2塁とし、川瀬晃選手の適時打で先制に成功。チームにとって、これが35イニングぶりの得点となった。続く4回表には、1死2塁からダウンズ選手が適時三塁打を放つと、なおも1死3塁からショートゴロの間に1点を奪う。さらに、5回表は中村晃選手の犠飛で、6回表はダウンズ選手の今試合2本目となる適時三塁打でそれぞれ1点を奪い、リードを広げた。
序盤から援護を受けた先発・前田悠伍投手は、安打や四球で走者を背負う場面がありながらも、要所を締める投球で5回まで得点を与えず。6回裏には、辰己涼介選手と中島大輔選手の連打で無死1、2塁のピンチを招いたが、続く村林一輝選手を迎えたところでトリプルプレーが成立し、6回無失点とプロ初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。
続く7回裏は、藤井皓哉投手が無失点に抑えると、8回裏は松本裕樹投手が0でつなぐ。9回裏は、杉山一樹投手が制球に苦しみ3失点も、リードを守りきって試合終了。5対3で勝利した福岡ソフトバンクは、先発・前田悠伍投手が6回4安打1四球2奪三振無失点でプロ初勝利。打線は、川瀬選手が4安打1打点、ダウンズ選手が3安打2打点をマークするなど計15安打5得点を記録し、投打がかみ合っての勝利となった。
一方、敗れた東北楽天の先発・内星龍投手は、4.0回8安打2四球2奪三振4失点の内容。打線は最終回に追い上げを見せるも、あと一歩届かず、同一カード3連勝を逃した。
123456789 計
ソ 010211000 5
楽 000000003 3
ソ ○前田悠伍-藤井皓哉-松本裕樹-杉山一樹
楽 ●内星龍-今野龍太-渡辺翔太-宮森智志-松井友飛-西垣雅矢
文・根本葵
前田悠伍は6回0封でプロ初勝利 福岡ソフトバンクが連敗ストップ
パ・リーグ インサイト
2025.7.13(日) 16:48
