プロ野球×雨の日のガイド! 中止のルールから雨でも楽しい観戦の魅力まで

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これも雨の楽しみ!? 2019年6月29日の雨天中止の様子 ©パーソル パ・リーグTV
これも雨の楽しみ!? 2019年6月29日の雨天中止の様子 ©パーソル パ・リーグTV

「今日の試合が開催されるのか、それとも中止になるのか」は、プロ野球ファンにとって非常に重要な関心ごとのひとつだ。特に、球場まで足を運ぶ予定のあるファンにとって、天候による中止の判断は、一日を左右する大事な情報といえる。今回は、そんなプロ野球の雨天にまつわるトピックをお届けする。

観戦日の天気予報は雨…… 試合中止はどう決まる?

 気になる「雨天中止の判断」は、いったいどのようにして決められるのだろうか。

 試合の開催・中止を決定するのは、その試合の主催球団だ。グラウンドのコンディション、天気予報、安全面などを総合的に考慮した上で決定される。ただし、明確な数値や基準は存在せず、あくまで状況を見ながらの総合判断となる。

 中止が決定すると、球団の公式サイトやSNS(Xなど)を通して随時発表される。そのため、観戦に行く予定のファンの中には、朝からSNSをチェックして最新情報を待つ人も多いだろう。注意したいのは、中止の発表時刻が決まっていないことだ。試合開始時に雨が降っていれば中止と思われるかもしれないが、天気回復が見込まれるなどの理由で、予定通り試合が行われるケースもある。

 なお、試合開始後の中止判断は、審判団に委ねられることになっている。急な豪雨となった場合などは、グラウンド状態以外にも、選手や観客の安全を最優先に判断が下される。

 球場に足を運ぶファンにとっては、「⚪︎時までには中止かどうか知りたい」「これだけ雨が降っているなら中止にしてほしい」と思うこともあるかもしれないが、最終的には球団の判断と発表を待つより他ないのが現状だ。

屋外球場で役立つ! 快適に観戦するための雨対策グッズ

・ポンチョ/レインコート
 球場では、観戦中に座席で傘をさすことは禁止されている。後方の座席の視界を遮ってしまうほか、ファウルボールが飛んできた際に危険が伴うため、透明のビニール傘であっても使用はNG。そのため、雨予報の日は、ポンチョやレインコートを必ず持参しよう。

 また、各球団からポンチョが販売されている場合も。ECサイトに掲載されていなくても、球場売店で取り扱っているケースもある。球団ロゴ入りのポンチョが欲しい方は、現地でチェックするのもおすすめだ。

◇楽天イーグルスのレインポンチョを着比べ

・帽子
 ポンチョなどを着ていても、顔や頭まわりは意外と濡れやすいもの。そこで帽子も必須アイテムだ。特にキャップタイプは、顔に雨がかかりにくくなるため、試合観戦もしやすくなるだろう。熱中症予防対策としても、まずは一つ持っておきたい。

・大きめのタオル
 到着時点で座席が濡れていることも珍しくない。座席の水滴や、濡れた髪、腕を拭くなどタオルは何かと活躍する。特に雨の日は、複数枚持って行くと安心。

・シートクッション
 雨中の観戦だけでなく雨上がりの観戦でも盲点となりがちな“座席ビチャ濡れ問題”。シートクッションがあれば、快適に観戦しやすくなる。雨で気温が下がっている日は、座席の冷たさを和らげられるのもポイント。座席下に荷物を収納できるようネットなどが付いているタイプであれば、荷物が直接濡れるのを防ぐことも可能だ。持っていない場合は、レジャーシートでも代用するのもおすすめ。

・大きなビニール袋
 カバンや上着など、濡らしたくない荷物を守るために、大きめのビニール袋は必須アイテム。家庭用ゴミ袋で使われる20リットル前後のサイズがあると便利だろう。荷物をコンパクトにまとめられる場合は、小さなショルダーバッグをポンチョの下に入れて持ち歩くスタイルもおすすめ。

・折りたたみ傘
 前述のように、球場内で傘をさすことはできない。また、座席スペースも限られているため、長傘だと置き場所に困ることも。そのため、球場までや、帰宅時には使いやすい折りたたみ傘が便利だ。

・スマートフォンやカメラの防水ケース
 最近のスマートフォンは防水仕様のものも増えているが、長時間雨にさらされる環境では、防水ケースがあるとより安心。カメラを持参する場合も、大切な機材を守るための雨対策は重要となる。専用の防水ケースでなくても、タオルや防水ポーチを用意しておくだけで安心感が変わるはず。

・ヘアクリップやヘアゴム
 屋外球場は風が強いところも多く、雨の日は湿気で髪が広がりやすくなる。髪の長さによっては、ポンチョからはみ出してしまうことも。ヘアクリップやヘアゴムを持っておくと、髪をしっかりまとめられ、快適に観戦しやすくなる。

・防水仕様の靴や替えの靴下
 雨の日の観戦は、特に足元が濡れやすくなる。足元は、ポンチョなどでもカバーできず、靴の中に水がしみてしまうことも。アウトドア用などの防水仕様の靴を選ぶほか、普段の靴に防水スプレーをかけておくだけでも快適さは大きく変わる。また、替えの靴下を用意しておけば、観戦後の不快感も軽減できるだろう。

雨の日の観戦でも比較的濡れにくい座席はどこ?

 パ・リーグの本拠地球場で屋外にあたるのは、楽天イーグルスの「楽天モバイル 最強パーク宮城」と千葉ロッテの「ZOZOマリンスタジアム」の二つ。どちらも基本的には雨対策が必要だが、座席によっては雨を避けやすいエリアもある。

・楽天モバイル 最強パーク宮城
 屋根のないスタジアムのため、基本的にはどの席でも雨対策は必須。一部、バックネット裏にある「イーグルスタワー」のVIPシート(3〜5階)は屋根があり、雨風をしのぎながら観戦できる。

・ZOZOマリンスタジアム
「フロア4」と呼ばれる内野2階席後方の40列目以降は屋根があるため、雨に濡れにくいエリアとなっている。

 ただし、いずれの座席も完全に雨を防げるわけではなく、風向きによっては雨が吹き込んでくるため、ポンチョなどの準備はしておくのがおすすめだ。

雨天によるコールドゲーム…… しかし記憶に残る特別な試合!

2024年の習志野高校吹奏楽部来場の様子 ©PLM
2024年の習志野高校吹奏楽部来場の様子 ©PLM

 雨天の試合ならではの見どころのひとつは、試合中断中の応援だ。たとえば、2024年6月28日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテ対オリックス戦では、激しい雨により試合は一時中断となったが、その中で注目を集めたのが、試合前から球場を盛り上げていた習志野高校の吹奏楽部だった。

 降り止まない激しい雨にも負けず、音楽に合わせての声援や、懸命な演奏を続け、その力強い応援に、球場全体が一体となった。残念ながら、試合は7回コールドゲームとなったが、球場に居合わせたファンは、まるで夏フェスのような熱気と高揚感に包まれたに違いない。

◇ コールドゲームの定義は?
◇ 2024年 習志野高校吹奏楽部来場 当日のレポートはこちら

※2026年6月26日更新

記事提供:パ・リーグ インサイト

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