
スポーツ報知のカメラマンが2022年に激写した数多くの写真から“年イチ”のベストショットを紹介する企画。石田順平記者編です。
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2022年を最後に、ソフトバンク・明石健志内野手は19年間の現役生活に幕を下ろした。
9月24日、ペイペイDで行われた引退試合(ロッテ戦)。明石が6点リードの7回1死に代打で登場すると、ファンに無数のメッセージボードで迎えられ、ドームの視線を独り占めした。ロッテ・八木彬投手を強襲する打球を放ち一塁を駆け抜けた。この内野安打が現役最後、通算648本目のヒットとなった。
引退セレモニーではマイクの前で何度も言葉を詰まらせ、時折手で顔を覆った。そんな大ベテランの姿に私も心を打たれた。最後の胴上げでは、スピーチでの雰囲気から一転した清々しい笑顔で高く舞った。
背番号「8」は牧原大成選手に受け継がれ、自身は2軍打撃コーチに就任した。03年ドラフト4位で入団した野手で最後のダイエー戦士が、新たな野球人生のスタートを切る。(大阪本社編集センター写真担当・石田 順平)