【オリックス】西野真弘、11日に他界した父にささぐ安打「帰ってきて最初の打席。気持ちが入りました」

スポーツ報知

5回1死、代打・西野真弘が左前安打を放つ(カメラ・朝田 秀司)

◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日6―3オリックス(18日・バンテリンドーム)

 オリックス・西野が思いを込めた。「帰ってきて最初の打席。気持ちが入りました」。3点を追う5回1死で代打出場。涌井の外角直球を左前へ運んだ。一時1点差に迫る攻撃の起点になったベテラン。「ちゃんと見てくれてたのかな…」と、静かにつぶやいた。

 11日に実父が他界した。チームを離れると、すぐに岸田監督が電話をくれた。「焦らなくていいから。しっかり見送ってあげて」。球団の配慮に感謝し、5試合を欠場。17日に再合流し、この日が初打席だった。「見守ってくれているし、力をくれると思う。頑張りたい」。チームの連勝は5で止まったが、今季は代打で4打数2安打。二塁も三塁も守る仕事人へ、岸田監督も「いろんな準備をしてくれるので頼もしい」とさらに信頼を厚くした。

 規定打席には届かなかったが、昨年は打率3割を記録。FA権を行使せず残留した34歳はチームの野手で最年長だ。「どこで出ようが、自分のやるべきことをやるだけです」。沈みそうになる気持ちを前に向け、勝負師の顔を取り戻した背番号5。頑張らなければいけない理由がある。(長田 亨)

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