
平野佳は惑わなかった。「いい感じで投げられたと思います。少しホッとしましたね」。6回から2番手で40歳のバースデー登板。1イニングを3者凡退に抑えると同時に、原点回帰を決めた。
初実戦だった3日のDeNA戦(京セラD)では「いかに力感なく体重移動ができるか」と一連の動作で投球することを試したが、1回を2失点。中4日の準備期間で、左足を上げた際につくっていた軸足の「ため」の必要性を再確認。「右足一本で立った時の感覚ですね。これでいきます」と日米通算250セーブを挙げた昨年までの「名球会フォーム」に戻し、直球も理想的な縦回転。最速は148キロを計測した。
リリーフ陣は山崎や宇田川が故障で出遅れ、守護神にかかる期待は大きい。「自分の中で39って中途半端な感じだったので、切りよく40でいいんじゃないでしょうか…(笑い)」。新たな目標はあと165試合の日米通算1000試合登板。不惑のレジェンドは真っすぐに我が道を歩む。(長田 亨)