8月29日、タマホームスタジアム筑後で行われたウエスタン・リーグ公式戦、福岡ソフトバンク対広島23回戦は、2対3で福岡ソフトバンクが敗れた。

　先発の板東湧梧投手は、藤田悠太郎選手の盗塁阻止もあり初回を3人で終える。以降も落ち着いた投球で6回まで2安打の好投。7回表には2死1、2塁とピンチを背負ったが、後続を抑えて7回100球4安打3四球無失点で降板した。

　打線は3回裏、1死からイヒネイツア選手が安打で出塁すると、盗塁と進塁打で3塁へ。ここで井上朋也選手が適時打を放ち1点を先制した。7回裏には連打でつくったチャンスに代打・中澤恒貴選手の適時打が生まれ、2対0とする。

　8回表は岩井俊介投手がつなぐも、9回表に3番手・伊藤優輔投手が連続四球と安打で満塁のピンチを招き、適時打を浴びて降板。代わって登板した川口冬弥投手は1点を失いながらも後続を打ち取り、同点で踏ん張った。

　9回裏は得点できず、試合は延長戦へ。無死1、2塁から始まった10回表、宮崎颯投手は先頭に死球を与えると、1死満塁から味方のエラーで1点勝ち越された。10回裏の攻撃は犠打の失敗と併殺で得点できず、2対3で試合終了。先制打を放った井上選手、笹川吉康選手が2安打をマーク。なお、4月に故障で離脱していた柳田悠岐選手が実戦復帰。「1番・DH」でスタメン出場し、3打席に立った。

　 １２３４５６７８９10 計
広 ００００００００２１ ３
ソ ００１０００１０００ ２

広 玉村昇悟-河野佳-ドミンゲス-○大道温貴
ソ 板東湧梧-岩井俊介-伊藤優輔-川口冬弥-●宮崎颯

文・丹羽海凪

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