8月17日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと埼玉西武の第19回戦は、7対6でオリックスがサヨナラ勝ちした。
オリックスの先発・高島泰都投手は初回、2安打と死球で1死満塁のピンチを背負うと、2暴投で2失点。さらに、デービス選手、源田壮亮選手に適時打を浴び、0対4と点差を広げられる。2回は走者を出しながらも無失点に抑え、2回43球5安打1死球1奪三振4失点で降板した。
3回からは片山楽生投手が3イニングを2失点(自責点1)。すると打線は5回裏、紅林弘太郎選手、廣岡大志選手、宗佑磨選手の安打で1死満塁とし、太田椋選手の8号満塁弾で2点差に詰め寄る。さらに6回裏には、若月健矢選手の安打などで2死1塁から、中川圭太選手の9号2ランで同点に追い付いた。
救援陣は6回から才木海翔投手、岩嵜翔投手、ペルドモ投手、マチャド投手とそれぞれ1イニングを無失点でつなぐ。打線は9回裏も無得点に終わり、試合は延長戦に突入した。
10回表は山岡泰輔投手が3者凡退に。11回表は入山海斗投手が無失点に抑える。12回表は、横山楓投手が相手上位打線を3者凡退に抑える好リリーフを披露。リリーフ陣の力投に応えたい打線は12回裏、1死から廣岡大志選手にレフトスタンドへの5号ソロが生まれ、サヨナラ勝ちを果たした。
勝利したオリックスは、一発攻勢で6点差を跳ねのけた。中川選手が2安打1本塁打2打点、太田選手が1本塁打4打点、宗選手が3安打をマークしている。なお、9番手で登板した横山楓投手がプロ初勝利をマークしている。
一方敗れた埼玉西武は、先発の隅田知一郎投手が6回89球9安打1死球5奪三振6失点とリードを守り切れず。救援陣が最終盤に崩れ、痛い敗戦となった。村田怜音選手が2安打1打点の活躍を見せている。
123456789101112 計
西 401010000 000 6
オ 000042000 001X 7
西 隅田知一郎-ウィンゲンター-山田陽翔-甲斐野央-平良海馬-黒木優太-●中村祐太
オ 高島泰都-片山楽生-才木海翔-岩嵜翔-ペルドモ-マチャド-山岡泰輔-入山海斗-○横山楓
文・谷島弘紀
廣岡大志がサヨナラの5号ソロ オリックスが6点差を逆転し延長戦を制す
パ・リーグ インサイト
2025.8.17(日) 16:53
