【ロッテ】藤原恭大が“神の左手”で決勝ホームイン「アウトだと思った」…ストップ指示で反省

スポーツ報知

2025.6.12(木) 22:03

7回無死三塁、藤原恭大が勝ち越しの生還(カメラ・今西 淳)

◆日本生命セ・パ交流戦 2025 ロッテ5―4広島(12日・ZOZOマリン)

 ロッテ・藤原恭大外野手が、“神の左手”で決勝点をもぎ取った。4―4の7回先頭で左翼への三塁打で出塁すると、続く寺地の投手強襲ゴロの間にホーム突入。二塁・小園にバックアップされ、「アウトだと思った。反射的に交わしました」。ヘッドスライディングをしながら左手をすっと浮かせると、弧を描くように捕手のタッチを避けてホームベースに触れた。

 中継の実況アナウンサーも思わず「神の左手か!」と絶叫し、広島ベンチもリクエストを自重するほど完璧だった。藤原は「よかったです」と安堵(あんど)しつつも、本来はストップの指示だったといい「気持ちがノッて行ってしまった。反省しないといけない」と気を引き締め直した。

 3点差を追いつかれた嫌な流れを払拭し、チームを2カードぶりの勝ち越しに導いた。神がかった走塁を見せた背番号1は「次の塁を狙う意識でこれからもやっていきたい」と力を込めた。

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