矢沢宏太の二刀流を支えた元中日投手が明かす日体大時代「ザ・アスリートですね」

スポーツ報知

プロ初勝利を挙げた矢沢宏太(カメラ・清水 武)

◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト4―5日本ハム=延長11回=(7日・神宮)

 日本ハム・矢沢宏太投手(23)が初白星を挙げた。延長10回、走者を出しながらも無失点で切り抜けると11回にチームが勝ち越し。プロ2年目、15戦目で1勝目をつかんだ。

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 投打二刀流に挑戦する矢沢が2年目でプロ初勝利。「投」の才能開花の裏には、日体大時代に徹底した“矢沢流メニュー”の存在があった。作成者は元中日投手の辻孟彦コーチ(34)。当初投打半々だった練習量を、入学から約2週間で投手9割、野手1割の比重に変更。「4年後にドラ1」という共通目標に向け、天才的な打撃センスに比べて粗削りだった才能を磨くと決めた。

 入部早々に投手での本格デビューを「3年から」と設定し、1、2年で肉体改造。野手として活躍する一方、リーグ戦当日であっても顔のゆがむような投手用の強化練習をしてから試合に臨んだ。「どんな時も手を抜かなかった。彼の一番のすごさは両方を諦めなかったこと。ザ・アスリートですね」と辻コーチ。1年目にプロ1号、2年目にプロ1勝。「『四球はいくら出してもいいからイイ球を投げろ。小さくまとまるな』といつも言ってもらった。あの4年間があって今がある」。矢沢はうれしそうに胸を張った。(日本ハム担当・堀内 啓太)

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矢沢宏太の二刀流を支えた元中日投手が明かす日体大時代「ザ・アスリートですね」