◇東北楽天対福岡ソフトバンク 第19回戦（27日・こまちスタジアム）

　福岡ソフトバンクの今宮健太選手が、史上4人目となる通算400犠打を達成した。

　1対0の4回表、無死1塁で迎えた第2打席。カウント1-0から、東北楽天の先発・古謝樹投手の投じた142㎞/hのストレートを完璧に捕手の手前に転がし、通算400犠打を達成。チームはこの後柳町達選手が適時打を放ち、相手のエラーで3塁へ。続く海野隆司選手が見事なスクイズを決め、2点を追加した。

　明豊高校から2009年ドラフト1位で入団。2012年には126試合に出場するなど一軍に定着すると、翌2013年に自身初の規定打席に到達した。同年にはパ・リーグ記録となるシーズン62犠打を記録。翌年にも62犠打と、つなぎ役としてチームに貢献した。パ・リーグ新記録の通算306犠打も2021年4月8日に達成している。

◇今宮選手 コメント
「プロ野球選手としてスタートをして、まず自分ができることは守ること、バントをすることでした。そんな中で、400という大きな数字まで積み重ねてこれたと思います。まだまだ上には3名ものレジェンドの方々が存在します。そこに近づいていくには怪我をせず、試合に出続けることが最低条件だと思います。

　とにかく自分はチームの勝利へ貢献していくこと、そしてチーム内の競争に負けないようにすること。僕の中では犠打を積み重ねていくことは、プロとして活躍し続けることとイコールの関係。これからもっとこの数字を伸ばしていけるように日々鍛錬をしていきたいと思います。とにかく400犠打が得点につながって良かったです」

◇今宮選手 犠打の記録
初犠打　2012年4月29日 千葉ロッテ戦
200犠打　2016年6月2日 中日戦
250犠打　2017年7月5日 オリックス戦
300犠打　2020年7月3日 北海道日本ハム戦
350犠打　2023年4月12日 北海道日本ハム戦

・試合詳細／動画