
オリックス・山岡泰輔投手が3日、「沢村賞チェンジアップ」を練習中であると明かした。リリーフ専任で41登板した25年を経て、オフに先発再転向が決まったプロ10年目右腕。「最強だと思う」と、14年にオリックスで沢村賞に輝いた日本ハムの金子千尋投手コーディネーター直伝の落ち球習得を誓った。
「10年間、変わらないボール。(投球を)助けてもらっているから、もう少し生かしたい」と、シーズン後に代名詞・縦スライダーのアクセントになる球種を加えることを決断。当初、習得を目指したフォークは断念したが、オリックス時代の金子氏に教わった高速チェンジアップがはまった。「薬指と中指で投げる真っすぐ。当時は無理だったけど、今は感覚がいい」。1月の沖縄自主トレでは、自身が教えたチェンジアップを改良させた「真っチェ」を操るソフトバンク・大津にも助言を仰ぎ、イメージを膨らませてきた。
この日は宮崎キャンプ初のブルペン入りで、新球種を交えて座った捕手に45球。「勝負なので(ローテを)取りにいく前提で、なんとか食らいついて。結果を出していけたら」。19年には13勝4敗で最高勝率のタイトルを獲得。まっさらなマウンドで、再び輝く。(南部 俊太)