
日本ハムは21日、エスコンで今年4度目のスカウト会議を開催した。栗山英樹CBOも出席し、全体の指名候補約120人をリストアップした。大渕隆GM補佐兼スカウト部長は「全体像を整理した。ランキングにはほぼ触れていない。高校生はドラフト会議のリストに残す選手と残さない選手をきれいにした。大学生と社会人は都市対抗とリーグ戦をどういう風に見ていくか確認した」と概要を説明した。
今秋のドラフトで指名対象となった米スタンフォード大の佐々木麟太郎に関しては、今回の会議では議題に上がらなかった。栗山CBOは、「ルールを確認しながら、ルールの中で考えていくこと。他のアメリカの大学にも日本人の大学生はいる。彼ら一人一人の人生にとって何がいいのか考えながら前に進んでいる。リスクを考えるよりも一人一人の選手に対してどうしてあげるのが一番いいのか考えていく」と言及した。
大渕スカウト部長は、今年の傾向として、「高校生が少ないかなというのと突出した野手が結果としていなかった。横浜高校の選手とか手を挙げてくれないので、上の方の野手が少ない印象」と語った。
また、北海道出身で高校ナンバーワン投手と評される最速158キロ右腕、健大高崎・石垣元気に関しては、「(甲子園で)もっと見たかった。U18で選ばれると思うのでそこで見られればいいかな。むしろ本人が不完全燃焼じゃないかなという気がした」とし、9月5日に沖縄で開幕する「第32回WBSC U18ワールドカップ」にスカウトを派遣し、密着マークすることを明かした。また、8月31日に沖縄で行われる大学日本代表との壮行試合には栗山CBOが視察に訪れる予定となっていることも明かした。
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