7月29日、エスコンフィールドで行われた北海道日本ハムと福岡ソフトバンクの第14回戦は、5対2で福岡ソフトバンクが勝利した。

　福岡ソフトバンクは初回、周東佑京選手の先頭打者本塁打で先制に成功。ところが、直後の1回裏、モイネロ投手は連打で1死1、3塁と得点圏に走者を背負うと、レイエス選手に適時打を浴び同点を許す。それでも、続く1死1、2塁のピンチは左飛と空振り三振で切り抜けた。

　モイネロ投手は2回以降、2イニング連続で2死から安打を浴びながらも後続を内野ゴロに打ち取り、得点を与えない。4回裏は3者凡退に抑えると、5回裏は2死1、3塁と再びピンチを招いたが、最後はレイエス選手を空振り三振に仕留める。続く6回裏は3者凡退に打ち取って、6回100球6安打1四球4奪三振1失点でマウンドを降りた。

　打線は4回表、1死から柳町達選手、近藤健介選手の連打で1、2塁と好機を演出すると、山川穂高選手の16号3ランで勝ち越しに成功。7回表にも、野村勇選手の四球と盗塁などで2死3塁から牧原大成選手の適時内野安打で追加点を挙げた。

　7回裏は藤井皓哉投手が2者連続三振含む3者凡退に打ち取ると、8回裏は松本裕樹投手が安打を浴びながらも無失点でつなぐ。4点リードの最終9回裏は、杉山一樹投手が2死2、3塁から適時内野安打で1点を失うも、最後は清宮幸太郎選手を空振り三振に仕留め、試合は終了した。

　勝利した福岡ソフトバンクは、先発・モイネロ投手が9勝目をマーク。チームは5年ぶりの9連勝で今季初となる首位に躍り出た。一方、敗れた北海道日本ハムは、先発・山崎福也投手が5.2回83球5安打1四球2奪三振4失点の内容。打線は、レイエス選手、松本剛選手がそれぞれ2安打1打点、五十幡亮汰選手が2安打1盗塁をマークしている。

　 １２３４５６７８９ 計
ソ １００３００１００ ５
日 １０００００００１ ２

ソ ○モイネロ-藤井皓哉-松本裕樹-杉山一樹
日 ●山崎福也-ザバラ-齋藤友貴哉-生田目翼

文・横山蒼

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