
◆パ・リーグ オリックス11―5西武(9日・京セラドーム)
準備はできていた。3点を追う6回。西武・栗山巧は極限まで集中力を高めていた。マウンドにはこの日初めて対する宇田川がいた。「球は速いし、いいフォークボールも持っているので、ある程度積極的にいこうと」。初球、真ん中に飛び込んできた149キロの速球を見逃さない。よどみのないスイングから放たれたライナー性の打球が右翼席へ飛び込んだ。5月31日の阪神戦(ベルーナドーム)以来となる2号ソロ。「感触としては『どうかな』と思ったのですが、しっかり飛んでくれてスタンドに入ってよかったです」と息をついた。
連敗を7で止めるべく、7番・DHで6月11日のヤクルト戦(ベルーナドーム)以来の先発出場を果たした。4打数で1本塁打に終わっても「うまいこといくところと、いかないところはあるんですけど、1打席目にいい結果が出ていたらもっとよかった」と悲観はしていない。6回の一発で一時は2点差に追い上げたが、その裏に4失点。連敗は止まらず8に伸びても、しっかりと前を向く。「おのおのがいいところを引き続きやっていけるように、そこに集中してやっていくだけと思うんですけど。まあ、絶対いいものはあるはずなんで、それを毎試合毎試合、集中力を切らさずに出していけるか。頑張ります」。苦しい状況に置かれていても、西武には頼れるベテランがいる。