
◆2022年 プロ野球ドラフト会議 Supported by リポビタンD(20日)
ソフトバンク3位の東北福祉大・甲斐生海(いくみ)外野手(22)は仙台市内の同校で吉報を受け、一度野球から離れながら夢をかなえた。大学1年の時に父・和美さんが病気で死去。野球を教わり目標にしていた父だけでなく、同じ年に祖父と祖母も亡くし「精神的につらくなり、野球は辞めようと思いました」。2、3年時はベンチからも外れ、一日中、寮の部屋にいたこともあったという。
同級生や家族の支えもあり今年から復帰。懸命な練習や食トレで2年間の空白を埋め、今秋のリーグ戦では本塁打と打点の2冠王に輝いた。「自分よりうまい人がいるところでやらないとやる気が出ないので」と、指名漏れした場合は野球を辞める覚悟で、社会人チームからの誘いも全て断っていた。地元・福岡のチームからの指名に「高校生のころからプロでやりたいと思っていたので、すごくうれしい。(喜びは)お母さんとお姉ちゃんに伝えたいです」と恩返しを誓った。(岩崎 敦)