北海道日本ハム栗山監督、金子入団で「化学反応」に期待 「命がけ」のラブコール実る

Full-Count 石川加奈子

2018.12.10(月) 22:53

入団会見に臨んだ金子弌大(右)と栗山監督※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)
入団会見に臨んだ金子弌大(右)と栗山監督※写真提供:Full-Count(写真:石川加奈子)

“愛しい人”の横に並び終始笑み、入団決定で「久々に本当にうれしかった」

 オリックスから自由契約となり北海道日本ハムへの入団が決まった金子弌大投手が10日、札幌市内で入団会見を行った。同席した栗山英樹監督は「ものすごく大きな化学変化がチームの中で起こることは間違いない」と120勝右腕を歓迎した。

 愛しい人の横に並んだ指揮官は終始笑みを浮かべていた。「全身全霊で来てくださいと伝えてきたので、『行きます』という言葉を聞いたときには久々に本当にうれしかった」と目尻を下げた。

 交渉では情熱をぶつけた。切り出した言葉は「来るか、来ないか、どっちでもいいので、とにかく俺の話を聞いてくれ」だった。「僕らの思いを届ける、それだけだった。ぜひ一緒に戦ってほしいという話はお伝えしたつもり。もう本当に命がけのつもりだった」とラブコールを振り返った。

 その熱い思いは金子の心を大きく揺さぶった。「栗山監督はじめ球団の方のすごい情熱に心を打たれました」と電光石火の入団が実現した。

 栗山監督は、金子の投球だけではなく、野球に取り組む姿勢も含めて高く評価している。「この体であそこまでピッチングを完成させていくにあたっては、裏で努力だったり、ケアだったり、本当に想像がつく。そういったものを含めて全て我々にくださいということを伝えたので、本当に良かった」と話した。

 沢村賞受賞など投手として頂点を極めた金子の加入は、若いチームに様々な波及効果をもたらしそうだ。「ものすごく大きな化学変化が起こるはず。何とは言わないけど、若い選手たちに本当にプラスになる」と栗山監督はうなずいた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

記事提供:Full-Count

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