9月28日のアスレチックス戦で3安打2打点1盗塁の活躍を見せた大谷
今季ア・リーグ新人王に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手。ベーブ・ルース以来、メジャー100年ぶりの二刀流で米国にセンセーションを巻き起こした若武者が「完璧な選手」であると証明した一戦があったという。
エンゼルス公式ツイッターのスペイン語版では打者・大谷が衝撃を残したシーズン最終盤の一戦を振り返った。
「ショウヘイ・オオタニはシーズン通じて完璧なプレイヤーであると我々に証明してくれた。今日は2018年の振り返りとして、彼が3安打、2打点、1盗塁を記録した試合(現地28日)での彼の躍動を見てみよう」
こんなメッセージとともに日本時間9月29日(現地時間28日)の本拠地アスレチックス戦で見せた無双ぶりを動画とともに振り返った。
初回の第1打席に左前打で出塁した大谷。1死一、二塁の場面でダブルスチールを敢行。鮮やかな三盗で今季10盗塁目をマーク。この時点でシーズン20本塁打、10盗塁、10登板というメジャー史上初の偉業を達成した。
3回の第2打席では右翼線に二塁打を放つと、第3打席では犠飛で今季60打点目をマーク。7回の第四打席はまたしても韋駄天ぶりを発揮し、タイムリー内野安打を記録した。
地元テレビの「FOXスポーツウェスト・ウェスト」の実況は「三塁線の当たりです。投げられない。タイムリー内野安打だ! どうですか、猛打賞!」と興奮状態でまくし立てると、解説のメジャー通算132勝のエンゼルスOB、マーク・グビザ氏は「ショウヘイは2打点ですよ」としみじみと語っていた。
今季4度目の猛打賞と華麗な三盗の活躍は新人王への文字通り、ラストスパートとなった。
二刀流の脅威に加え、スピードという武器も米国で称賛された大谷。まさに「コンプレート(スペイン語で完璧)」に呼ぶに相応しいパフォーマンスをルーキーシーズンに見せつけた。
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