昨日の楽天戦では、幾度となく好機を作るものの活かしきれず、19残塁で完封負けを喫した北海道日本ハム。今日からはカードを変えて埼玉西武との2連戦に臨む。
北海道日本ハムの先発は有原投手。前回登板の千葉ロッテ戦では約1か月ぶりとなる白星を挙げ、今季8勝目をマークしている。対する埼玉西武は、リーグ2位死守のためには負けられない一戦。先発は多和田投手。今季北海道日本ハム戦では、3試合に登板し2勝1敗、防御率0.39と好相性だ。相性の良さを生かして、迫り来る3位・楽天を突き放すことができるか。
初回、両先発はともに先頭打者を出すものの、無失点に抑える。試合が動いたのは3回表。1死から9番・金子侑選手が内野安打で出塁し、盗塁と進塁打で2死3塁とすると、得点圏打率リーグ3位の.340をマークしている源田選手が適時打を放ち、埼玉西武が先制点を奪う。
しかし4回裏、2死から3番・大谷選手が四球を選び、4番・中田選手が安打で2死1,2塁の好機を作ると、5番・レアード選手の内野安打と敵失で2塁走者が生還。さらに5回表には、先頭の大田選手が左翼席中段に飛び込む第14号ソロを放ち、北海道日本ハムが逆転に成功する。
逆転を許した埼玉西武だが、直後の6回表、先頭の秋山選手が二塁打を放ち、同点の好機を作る。続く源田選手の進塁打、3番・浅村選手の四球で1死3塁と絶好機を迎えると、4番・山川選手が適時打を放って、これでスコアは2対2。すぐさま試合を振り出しに戻した。
埼玉西武は7回表、9番・金子侑選手の適時二塁打で一時勝ち越すが、北海道日本ハムが8回裏に反撃を見せる。1死から3番・近藤選手が四球で出塁し、続く中田選手が安打でつなぎ1死1,2塁の好機を作ると、ここで打点チームトップのレアード選手が同点適時打。さらに6番・横尾選手が勝ち越しの犠飛を決め、北海道日本ハムが土壇場で逆転に成功した。
続く9回表は守護神・増井投手が1点のリードを守り抜き、試合は4対3で北海道日本ハムが勝利した。昨日の試合で出なかったここ1番での一打が飛び出しての逆転勝利。先発の有原投手は3点を失うものの、8回まで粘りの投球を見せ見事9勝目を挙げた。連敗を喫した埼玉西武は、明日の予告先発・野上投手に連敗ストップの期待がかかる。
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