オープン戦で苦戦した大谷が“大先輩”にアドバイス求む
エンゼルス大谷翔平投手が22日に東京の日本記者クラブで行った記者会見の模様が、MLB公式サイトでもリポートされている。「オオタニがセンセーショナルな1年目を振り返る」と題された特集記事では、右肘靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)後の経過、野球に関する日米の差などに関する大谷のコメントを紹介するとともに、スプリングトレーニング中に壁にぶつかった二刀流を助けたのが、マリナーズのイチロー会長付特別補佐だったことを紹介している。
記事では、大谷がスプリングトレーニング中、そしてオープン戦中に「メジャーリーグへの適応に苦労した」と指摘。その時、アドバイスを求めたのが、イチローだった。
大谷は会見で「なかなか思い通りにプレーの中でいかないことだったりとか、精神的な部分もそうですけど、そういうところで、一番経験されてきた方にお話を伺いたいなということで、実際にお会いして話をさせていただいた」と、イチローを訪ねた秘話を披露。「そこから気持ち的にも技術的にもより進歩してシーズンに入っていくことができたので、すごく感謝していますし、すごく勉強になった期間じゃないかなと思っています」と、大先輩に感謝した。記事でも「二刀流スターがイチローの助けに感謝」と紹介している。
開幕後の活躍ぶりはご存じの通り。ベーブ・ルース以来100年ぶりの本格的二刀流としてメジャーを席巻。右肘靱帯損傷のアクシデントにも見舞われたが、多く前例を持たないチャレンジが評価され、今季のア・リーグ新人王を受賞した。
1年前にポスティングシステムを利用し、目標の1つだったメジャー移籍を実現させた24歳は、いまや米国でも屈指のスターとして認知されるようになった。世界一の野球選手になるという究極の目標に向かって、着実に進化を遂げている。
(Full-Count編集部)
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