10月28日、マツダスタジアムで行われた広島と福岡ソフトバンクの「SMBC日本シリーズ 2018」第2戦は、1対5で広島が勝利した。福岡ソフトバンク先発のバンデンハーク投手は、味方の失策などの不運にも見舞われて5回5失点と試合を作れず。打線も広島投手陣に抑え込まれ、先勝を許した。

　福岡ソフトバンク先発・バンデンハーク投手は1回裏、2死から4番・鈴木選手の内野安打で1失点。不運な形で先制点を与えてしまう。若田部投手コーチは「ボール自体は悪くない」と語ったが、3回裏に味方の失策で走者を出すと、丸選手に犠飛、松山選手に適時打を許し、3失点。昨夜同様、試合は序盤で福岡ソフトバンクが追いかける展開となった。

　早い段階で追いつきたい鷹打線だったが、広島の先発・ジョンソン投手を打ち崩すことができず。3回まで無安打に抑え込まれ、スコアボードには0が並ぶ。一方、バンデンハーク投手は5回裏に3連打を浴びてさらに2点を失い、スコアは0対5となった。

　5点を追う7回表、打線がようやくつながる。1死から4番・柳田選手が今シリーズ初安打で出塁すると、デスパイネ選手も安打で続き、その後内野ゴロの間に2死1,3塁の好機が訪れる。ここで、7番・松田選手が中前へ適時打を放ち、福岡ソフトバンクが1点を返す。

　しかし反撃はそこまで。8回をフランスア投手、9回を中崎投手に抑えられて試合終了。試合序盤にリードを奪われ、自慢の打線も4安打に抑え込まれた福岡ソフトバンクが、1対5で広島に敗れた。これで「SMBC日本シリーズ 2018」は福岡ソフトバンクの0勝1敗1分に。30日の第3戦から舞台をヤフオクドームに移す。