
パ・リーグ戦士たちの2026シーズンを回顧する本企画。今回は今季79勝60敗4分の2位と躍進を遂げた埼玉西武から、先発の柱として腕を振り、最優秀防御率を獲得した平良海馬投手の活躍を振り返っていく。
初戦でプロ初完封 NPB史上初の快挙も
3年ぶりに先発専念となった今季は開幕3戦目、3月29日(日)の千葉ロッテ戦で開幕を迎えた。チームは開幕2連敗と苦しいスタートとなっていたが、序盤から凡打の山を築くと、援護も受けて9回完封勝利。プロ入り初の完投・完封勝利で今季1勝目を手にした。
その後も3・4月は安定した投球で5試合37イニングを投げ、わずか自責点2に抑えて防御率0.49の好成績をマーク。自身初の月間MVPにも輝いた。
交流戦では3試合に登板し、いずれもQSと好投。チーム初の交流戦優勝にも貢献したほか、バッティングでは5月26日の東京ヤクルト戦でプロ初安打も記録した。「マイナビオールスターゲーム2026」では、監督推薦で5回目の出場。第1戦で2番手として登板し、2回3奪三振無失点で勝利投手に。敢闘選手賞を受賞した。
オールスター前後に打ち込まれる試合が続いたものの、8月11日以降は6試合の先発でいずれもHQSと抜群の安定感を披露。9月下旬にはコンディション不良や感染症特例での抹消などもありながら、シーズン146イニングで規定投球回をクリアし、自身初となる先発タイトル、最優秀防御率賞を獲得。
同一投手の最優秀中継ぎ投手賞、最多セーブ投手賞、最優秀防御率賞の3タイトル獲得はNPB史上初の快挙となった。また、ルーキー・小島大河投手とともに最優秀バッテリー賞も受賞。
2019年のデビューから8年、セットアッパーから守護神、そして先発とあらゆる起用に応え、結果を残し続けてきた平良投手。今オフにはかねてから憧れを口にしていたメジャーリーグへの道も開けた。平良投手のさらなる進化に、今後も期待したい。
◇平良海馬投手 2026年成績
23試合 12勝5敗 146投球回 141奪三振、防御率1.36 WHIP0.96