上林誠知選手がサイクル未遂6打点。福岡ソフトバンクは先発全員安打で「パーソル CS パ」は再び五分に

パ・リーグ インサイト

2018.10.19(金) 21:54

福岡ソフトバンクホークス・上林誠知選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・上林誠知選手(C)PLM

10月19日、メットライフドームで行われた「パーソル CS パ」ファイナルステージ第3戦は、固め打ちで得点を重ね続けた福岡ソフトバンクが、15対4で埼玉西武に大勝。相手のお株を奪って打ち勝ち、シリーズの対戦成績を2勝2敗の五分に戻している。

試合の主導権を握ったのは福岡ソフトバンクだった。3回表、1死2,3塁から2番・上林選手がど真ん中のスライダーを鋭く振り抜き、右翼席中段に飛び込む先制3ラン。さらに、2死1,3塁から6番・中村晃選手も左前に適時打を放ち、序盤から4点を先取する。

3回裏、 福岡ソフトバンクは無死1,2塁のピンチを背負うも、右翼手・上林選手の好返球などでピンチをしのいで、さらに攻勢を強める。直後の4回表、1死1塁から1番・川島選手と2番・上林選手の連続適時打で2点を追加すると、なおも1死満塁から5番・デスパイネ選手が犠飛。福岡ソフトバンクがこの回3点を追加し、7対0と埼玉西武を大きく突き放した。

7点を追う埼玉西武打線は4回裏、1死から4番・山川選手が左翼席上段まで運ぶ本塁打を放ち、1点を返す。優勢の展開は揺るがないが、福岡ソフトバンクは攻撃の手を緩めない。5回表、先頭の内川選手が安打で出塁すると、続く西田選手がきっちりと犠打を決める。1死2塁としたところで敵失を誘い追加点を挙げると、さらに1死1,2塁から2番・上林選手、3番・グラシアル選手、4番・柳田選手に3者連続適時打が生まれた。試合中盤で、福岡ソフトバンクが12対1と大量リードを奪う。

6回表に7番・内川選手のソロ、9回表には5番・デスパイネ選手の2点適時打で埼玉西武を突き放した福岡ソフトバンク。投手陣も埼玉西武の反撃を4点に抑え込むと、最後の2イニングスはルーキー・椎野投手が締めて試合終了。第2戦のリベンジを果たす16安打の猛攻を見せた福岡ソフトバンクが、15対4で「パーソル CS パ」ファイナルステージ第3戦を制した。

大勝した福岡ソフトバンクは、プロ初の中4日で先発マウンドに上がった千賀投手が、5回1失点と試合を作った。打っては、上林選手が6打数3安打6打点の大活躍。3回裏には好返球で得点を阻止するなど、好守でもチームを盛り立てた。埼玉西武は先発の榎田投手、救援の十亀投手と、フライを打たせるタイプの投手2人が、福岡ソフトバンク打線の長打に沈んだ。

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